米国のセールスフォース(以下、Salesforce)は、企業の知識やデータ、AIエージェント、アプリ、自動化機能を、AIが操作するビジネスオペレーティングシステム(以下、ビジネスの基本システム)に統合する、Slackの新しい一連のイノベーションを発表した。SlackとSalesforceのデータを統合させた会話型インターフェースで、チームは目的に特化したAIエージェントと協力して作業することができる。
Agentforce in Slack
AIエージェント向けの新しいUIにより、チームは「Agentforce」のAIエージェントを使用して、Slack上でデータと会話したり、インサイトを得たり、タスクを実行したりといったことができるようになる。
サードパーティのAIエージェント(英語)
Adobe、Anthropic、Cohere、Perplexityなどの外部パートナー企業が提供するAIエージェントやAIアシスタントを、Slackの信頼性が高く安全な環境で使用できるようになる。
Salesforce チャンネル
SalesforceのCRMデータをSlackのチャンネルと連携させる新機能により、チームはあらゆるアカウントやオポチュニティの管理が容易になり、チームは一つのスペースで効率的に業務を進められるようになる。将来的には、このチャンネルがSalesforceのUIに統合される予定とのこと。
Slackの新たな機能強化には、検索と自動化に特化したAI機能に加え、あらゆるユースケースや事業部門の生産性を向上させる新しいソリューションベースのテンプレートも含まれている。
Slack AIの新機能
ハドル議事録の自動生成や、改善された検索機能が追加。作業のスピードと精度向上に貢献する。
Slackテンプレート
すぐに使えるテンプレート化されたチャンネル、canvas、リスト、自動化されたワークフローを提供し、部署ごとに異なる業務にも迅速に対応できるよう支援する。
今回の機能強化により、ユーザーはSlackを通じて、AIエージェントを使った業務プロセスの最適化を一元管理できるようになった。これにより、業務の生産性は最大47%向上できているという。