NTTドコモ(以下、ドコモ)とインテージ、リサーチ・アンド・イノベーション(以下、RnI)は、対象商品の購入後にレシートと商品バーコードを登録することでdポイントがたまる新サービス「dマイレージ」の提供を開始した。
同サービスでは、対象商品購入時のレシートと商品のバーコードを「dポイントクラブ」や「d払い」アプリ、もしくはdポイントクラブのサイトで登録することで、スタンプがたまる。商品ごとにスタンプカードが作成される仕組み。
同じ商品を購入するたびにスタンプがたまり、1枚のカードに5個までためられる。メーカー側の設定により、ユーザーは1個・3個・5個の時点でそれぞれdポイント(期間・用途限定)を獲得できる。ポイントは購入する店舗や決済手段に関係なくためることが可能。なお、無料で利用できる。
メーカーにとっては、ドコモの1億以上の会員を対象にした訴求が可能となる。特定の店舗や決済手段に制限がないため、これまでリーチが難しかった層への広告施策などが実施できるとのこと。
また、レシートとバーコードの組み合わせにより、全国の多様な流通店舗におけるユーザーの正確な購買データが特定可能となっている。
レシートとバーコードで商品特定の精度を向上
dマイレージは、レシートだけでは特定が難しい商品名をバーコードとの組み合わせで正確に特定するRnIの特許技術を活用している。全国の流通店舗での購買データを蓄積し、商品ごとのデータ分析を強化している。
柔軟なスタンプ制度でリピート購入を促進
顧客とのリテンション推進のため、スタンプ1個・3個・5個のタイミングごとの進呈ポイント数を柔軟に設定できる。
ユーザーがスタンプを5個ためる手前で初回報酬(1個)や中間報酬(3個)を設ける仕組みのため、試し買いを促進し、新規顧客獲得やリピート購入につなげられる。加えて、レポート機能により、メーカーに対して商品の購入実績や効果の分析を提供できる。
同サービスは、新規顧客の獲得やリピート購入の促進・ファン化、インテージの分析ノウハウを活用して蓄積した購買データによる効果検証、打ち手のプランニングまで、一貫したデータドリブンなマーケティングを支援する。
各社の役割
- ドコモ:dポイントクラブの会員およびメーカーに対して、同サービスを提供
- インテージ:メーカーに対して、生活者理解にもとづいた打ち手のプランニングから実施、事後の効果検証を通じた次の打ち手の提案まで、データドリブンなマーケティングの統合プランニングを提供
- RnI:同サービスに対して、レシートとバーコードを活用した商品特定の特許・ノウハウを提供