アルティウスリンク株式会社と、大規模言語モデル(LLM)の社会実装を進める株式会社ELYZAは、コンタクトセンター事業における生成AI活用において協業を開始すると発表した。また、コンタクトセンター特化型のLLMをはじめ、生成AIを活用した新サービスの共同開発の実施と、企業のBX(ビジネストランスフォーメーション)を推進するサービスブランド「Altius ONE」の機能拡充、提供を順次開始する旨も併せて発表している。
ELYZAは、AI研究の第一人者 東京大学・松尾豊教授の研究室のメンバーが立ち上げたAI企業で、日本国内においてLLMの研究開発および社会実装をけん引する企業。2024年6月には、国産LLM「ELYZA LLM for JP」シリーズ最新モデルを発表し、700億パラメータのモデルは「GPT-4(0613)」を上回る日本語性能を達成しているほか、複数の国内大手企業でのLLM実装で実成果を出し、企業のDX推進を総合的に支援している。
アルティウスリンクは、人によるサービスとAIなどのデジタル技術を掛け合わせ、顧客企業に対し、コンタクトセンターやバックオフィスを含む真の課題解決に寄り沿うBPO事業を展開する企業。国内拠点78拠点、約2万6,000席のコンタクトセンターリソースを有し、あらゆる産業分野のオペレーションで実践してきたCX向上メソッドを強みとしている。
今回の協業は、両社の長所を掛け合わせ、データドリブンな次世代コンタクトセンターサービスの提供を通じた新たな価値創出を目指して行われるもの。アルティウスリンクが提供するコンタクトセンターにおける様々な業務において、ELYZAが提供するLLMを実装したアプリを共同開発・活用することで、企業・自治体のコンタクトセンターのDX推進や業務効率の最適化・付加価値の高い顧客対応の実現を目指しているという。