三越伊勢丹システム・ソリューションズ(以下、IMS)は、広島の百貨店「福屋」が2024年の中元期からIMSの提供する「共同配送システム」の利用を開始したことを発表した。
「共同配送システム」は、中元・歳暮商品を対象に、三越伊勢丹ビジネス・サポート、メーカー、卸売業者、配送業者が協業し、百貨店物流業務の効率化と日本の物流システム全体の負荷軽減を目指すもの。IMSが提供する共同利用型の百貨店共通プラットフォームで、グループ外の百貨店各社も参加している。国内8拠点の物流倉庫HUBや取組先梱包所と連携することで、配送先に近い拠点で配送伝票を発行し、そのデータを運送業者と連携して配送する。
今回、福屋の加入により同取り組みへの参加百貨店は11店となった。IMSは、システムの開発・運行・保守サポートを通じて、百貨店業界の市場環境の変化に対応し、さらなる物流効率化を推進していく考え。