ecbeingは、2024年6月21日、ECサイトと会員情報を一元化できる予約管理システム「RESOMO(リソモ)」のリリースを発表した。
同サービスは、ecbeingが開発したECサイトにアドオンできる。会員情報、購買情報、予約情報を同一のサーバーで管理でき、データを活用して複数チャネルに対し顧客ロイヤルティ向上施策を実施可能。既にキーコーヒーはじめ、複数の事業者が導入・活用している。
RESOMOの概要
売上向上に寄与する標準機能
RESOMOは、ECサイトと予約の会員情報を一元化できる。接客のデジタル化や業務時間外の予約受付、顧客へのリマインド連絡、クーポンの配布など、売上向上に寄与する機能が搭載されている。来店予約に加え、セミナー・展示会などのイベント予約、店舗受取などにも活用できる。
また、在庫管理の機能も備わっており、店頭のタブレットなどで周辺店舗やECの在庫確認ができる。なお、機能やデザインは、事業者の用途に合わせてカスタマイズ可能。
RESOMOの活用イメージ
ecbeingで構築されたECサイトであれば、顧客はドメインをまたぐことなく予約画面へ遷移でき、ECサイトの延長線上で予約が完結する。予約のための会員登録は不要。ecbeingは、同サービスについて、ECサイトを通じて来店予約や店舗受取、セミナー、展示会、試着の予約など、様々な用途で活用できる。
また、同社提供のデータマーケティングツール「Sechstant(ゼクスタント)」と連携し、行動データの集約・分析、複数チャネルへのCRM施策を実施するなど、会員情報の一元化による活用も可能となっている。
店舗におけるサービスの予約であれば、顧客の会員情報とECサイトの行動履歴によって、一人ひとりに合った接客も可能。また、予約時のアンケート機能なども備わっている。
キーコーヒーでの活用事例
キーコーヒーのECサイトでは、コーヒーについて知識と技術を学ぶ有料教室「コーヒーセミナー」の予約管理として、RESOMOが活用されている。ECサイトの会員とセミナーの会員を統合することで、顧客分析が可能になった。ウェブ施策の実施や相互送客を実現している。セミナー動画付きの商品を販売するという新施策も生まれたとのこと。