menu株式会社が運営するデリバリー&テイクアウトアプリ「menu」は、フードデリバリーサービスの利用経験者と、フードデリバリー配達員経験者に「雨の日のデリバリーサービス利用意向」にまつわる調査を実施した。
同調査結果の詳細は、次のとおり。
フードデリバリーサービスユーザーの声
約7割が雨などの悪天候を理由にフードデリバリーの注文を躊躇した経験あり
雨などの悪天候を理由に、フードデリバリーの注文を躊躇したことがある人は71.8%。躊躇した理由の1位は「配達員に申し訳ないと思うから」(56.2%)という結果だった。
約5人に4人が悪天候時に注文することを「配達員に申し訳ない」と思っている
78.2%が悪天候時にフードデリバリーの注文をするのを「配達員に申し訳ない」と思ったことがあると回答。その理由でもっとも多かったのは「身体が濡れてしまうから」(63.0%)、2位は「配達しづらいから」(58.9%)、3位は「事故の可能性が高まるから」(35.0%)となった。
申し訳ないと思う理由のなかには「大雨の時にカッパをきて大変そうだった」、「大雨でずぶ濡れの状態で届けてもらった」、「自分が濡れても配達物は濡らさないように持ってきてくれた」というエピソードのほか、「雨なので外に出たくないのを誰かに代わりにしてもらうこと自体に、罪悪感というのか申し訳ない気持ちになった」、「自分が雨のなか買い物に行くのが嫌なのに配達員の人に頼むのは嫌なことを押し付けているようで申し訳なく感じた」といった理由から罪悪感をもつ人がいることも判明した。
フードデリバリー配達員の声
悪天候時は「むしろ働きたい」と思っているフードデリバリー配達員が約9割 実は悪天候時のほうが稼ぐチャンス
フードデリバリー配達員に雨の日など悪天候時の配達意向について聞いてみると、87.8%が悪天候時はむしろ働きたいと回答した。理由のTOP3は「単価が高いから」(64.0%)、「チップが期待できるから」(39.8%)、「追加報酬があるから」(35.5%)という結果だった。また、92.4%が「雨など悪天候時は配達員にとって稼ぎどきだと思う」と回答しており、多くのフードデリバリー配達員にとって雨の日は稼ぎどきであり、働きたい意向が多い傾向にあることがうかがえる。
「悪天候時はむしろ積極的にフードデリバリーを注文してほしい」と約9割の配達員が思っている
「雨など悪天候時はむしろ積極的にフードデリバリーを注文してほしいと思うか?」という質問に対して90.5%が「むしろ積極的に注文してほしい」と回答。「暑さを気にせず作業しやすい」、「気持ちがいい」、「涼しい」といった天候面を理由に働いている人や、「単価が高く、チップもいつも以上にもらえるときがある」、「やる気がないところをあえてポジティブに働きたい」「雨天の方が本当に困っている人たちの役に立てると思うから」といった声も見られた。
フードデリバリーサービスユーザーの声
悪天候時に勤務の有無を自分で選ぶことができることを知っている約7割が「サービスの使い分け」の意識も
フードデリバリー配達員はギグワーカーとして活躍しているため、働く場所や時間を自分で選ぶことができる。雨など悪天候時においても働くかどうかを自分で選ぶことができると知っている人は43.7%。また、知っている人のうち74.4%が「悪天候時は配達員が自分で働くタイミングを選ぶことができるフードデリバリーサービスを利用するよう意識している」と回答した。フードデリバリー配達員の働き方を知っている人のなかでは、悪天候時はあえてフードデリバリーサービスを利用するなど、天候に応じて利用サービスの使い分けを意識している人が一部いることも判明した。
調査概要
フードデリバリーサービスユーザー
- 調査時期:2024年5月24日~2024年5月25日
- 調査対象:20代〜50代のフードデリバリーサービス利用経験のある男女
- 調査人数:439人
- 調査方法:インターネット調査
フードデリバリー配達員
- 調査時期:2024年5月24日~2024年5月27日
- 調査対象:フードデリバリーサービスで配達員として勤務経験があり、かつ週3日以上配達している20代~50代男女
- 調査人数:443人
- 調査方法:インターネット調査