アスクルは、従来のBtoC事業に加えてBtoB事業にも領域を拡大し、ビッグデータ活用によるメーカーとのさらなるマーケティングの共創を目指す「ASKUL ECマーケティングラボ」(以下、ラボ)を始動した。
同社は、2014年2月より「LOHACO」におけるeコマースならではのビッグデータ(顧客データ、購買データなど)を、「LOHACO ECマーケティングラボ」参加企業にオープン化してきた。
2023年3月、アスクルはBtoB事業とBtoC事業のシナジーを最大化するため、両事業の運営体制を統合。これをきっかけに、2024年4月よりBtoBのビッグデータもラボ参加企業に開放することとなった。併せて、名称もLOHACO ECマーケティングラボからASKUL ECマーケティングラボへ変更する。ASKUL ECマーケティングラボの第1期の活動では、117社の参加企業とともに、顧客のニーズを捉えた効果的・効率的なECマーケティングを研究していくとのこと。
活動方針および活動の方向性
新生ラボでは、これまで10年間の活動から見えてきた参加企業の課題を解決するため、よりわかりやすく活用しやすいデータ活用基盤を提供し、データドリブンなマーケティング活動支援を目指す。データ分析にともなう業務効率化などの課題を解決するため、アスクルは全参加企業にボタン操作だけで閲覧したいデータが生成されるツールを提供する。
また、ラボ参加企業は、自社のニーズに合わせて3つのプラン(BtoB/BtoC/BtoB・BtoC)から選択した活動が可能。BtoBプランおよびBtoB・BtoC両方のプランを利用する参加企業は、アスクルが2022年10月より本格的に開始したBtoB広告ビジネスでも、同ラボならではのビッグデータを活用した広告展開が可能。