トランスコスモスは、中国向け越境ECサービスにおいて、日本・中国のECサイトの在庫連動システムを自社開発し、リユースなどの1点ものや数量限定のプレミア商品の取り扱いを強化すると発表。第1弾として、まんが・アニメ関連商品などのリユース販売を行うまんだらけへの提供を開始し、まんだらけの天猫国際旗艦店を開店した。
日本商品のリユース商材やプレミア商品を取り扱う中国向け越境ECでは、1商品1在庫、数量限定などの特性上、日本と連動した在庫管理が必要となる。また、多様なアニメ作品やキャラクターの専門的な翻訳対応が求められる。
トランスコスモスは、リユースホビー業界への参入にあたり、アリババ（Alibaba Group Holding Limited）とトランスコスモスにて消費者サービスと品質担保に関するルール整備を実施。在庫連動と自動翻訳の仕組み・オペレーション（国際配送など）を連携することで、1点もののリユース商品の欠品リスクを抑えた越境EC販売を実現したとのこと。
まんだらけは、東京、大阪、福岡、北海道に実店舗を15店舗展開しており、店舗ごとに異なる1点もののリユース商品を販売している。同社は、各店舗の在庫を日本のECサイトに集約し、トランスコスモスを連携して越境ECと連動した商品管理を可能にした。
これにより、従来は日本の各店舗に行くか、日本のECサイトでしか購入できなかった1点もののリユース商品やプレミア商品、持ち帰るのが困難な大型商品などを、中国人消費者が天猫国際旗艦店で購入できるようになった。
トランスコスモスでは、海外の大手プラットフォームへの旗艦店出店・運用、受注管理、問い合わせ対応、国際物流までをワンストップで支援する。また、ライブコマースやショートムービー制作など、中国の文化・嗜好などにあわせた商品選定およびマーケティングで、リユース業界向け越境ECサービスの販売支援強化を目指す。
