OpenAIは2024年4月14日、東京に新オフィスを開設し、OpenAI Japanとして始動する旨を発表した。
同社は、アジア初のオフィスとして東京を選んだ理由に、技術、サービスの文化、イノベーションを受け入れるコミュニティにおいて世界をリードしている点を挙げ、今後は日本独自のニーズに応える安全なAIツールの開発を目指し、政府、日本企業、研究機関との協力に尽力するとしている。
OpenAI Japanの社長には、直近までアマゾン・ウェブ・サービス日本法人の社長を務めていた長﨑忠雄氏が着任。セールスと事業開発をリードし、併せて渉外、製品およびサービスに関する計画、コミュニケーション、オペレーションなどを担うチームを構築していくという。
また、日本への長期的なコミットメントの第一歩として、日本企業向けに日本語に特化して最適化されたGPT-4カスタムモデルの提供を開始。同モデルは、日本語テキストの翻訳と要約のパフォーマンス、よびコスト効率を向上させ、前モデルと比較して、最大3倍高速に動作するもので、数ヵ月以内にAPIで広くリリースされる予定とのこと。