メルカリ、商品の真贋鑑定依頼サービス「あんしん鑑定」を一部カテゴリーで提供開始　模倣品対策を強化

　株式会社メルカリは、フリマサービス「メルカリ」で出品された商品が正規品か否かの鑑定を真贋鑑定サービス「FAKEBUSTERS（フェイクバスターズ）」を運営するIVAに依頼し、IVAが規定した基準を満たしていると判断された商品に限って売買が成立するサービス「あんしん鑑定」を一部カテゴリー対象に提供開始した。まずは、一部のユーザーを対象にサービスを提供し、段階的に対象を拡大していく予定となっている。

　メルカリでは、ユーザーが安心・安全にサービスを利用できる環境を提供すべく、権利侵害品の出品対策として、2014年より「権利者保護プログラム」の運用を開始。これまで1,000社以上の権利者と連携してきた。また、カスタマーサービスによる24時間365日対応の監視体制やAIによる違反検知システムの運用など、権利侵害品への対策実施するだけでなく、意図せず権利侵害品を購入してしまった場合も、返品・補償対応によりユーザーに安心して利用できる取り組みを推進している。

　今回、真贋鑑定サービス「FAKEBUSTERS」を運営するIVAに商品鑑定を依頼できるサービス「あんしん鑑定」の提供を開始。同サービスを利用する出品者が出品・発送した当該商品はまずIVAに届けられ、同社の規定する鑑定基準を満たしていると判定された場合にのみ、商品が購入者に送られるような仕組みとなっている。

　当該商品が鑑定基準を満たさず正規品と断定できない場合、取引は自動的にキャンセルとなり、商品は出品者に返送される。購入者が支払った商品代金と鑑定手数料があわせて返金されるため、より安心・安全な商品購入が可能となる。

　IVAが運営する「FAKEBUSTERS」は、模倣品が多く存在しているブランドを対象とした真贋鑑定サービス。多彩な経歴を持つ鑑定チームと最新鋭の専門機器、AI鑑定技術を駆使して、正確かつ迅速に鑑定をおこなう。

鑑定手数料