売れるネット広告社は、2023年12月19日開催の取締役会において、オルリンクス製薬の株式を取得し、子会社化することについて、基本合意書の締結を決議した。
同社は、創業以来健康食品・化粧品業界を中心としたD2C(ネット通販)事業者向けにクラウドサービスおよびマーケティング支援サービスを提供してきた。D2C事業者が同社サービスを活用し、インターネット広告の費用対効果を改善して業績を拡大することを目的として事業を展開しているが、今後の同社成長のためには「事業の多角化」および「ノウハウの拡充」が重要と考えたという。今回の株式取得の目的は「D2C事業領域参入による事業の多角化」および「D2C領域におけるノウハウの拡充」を実現することとしている。
今回基本合意書を締結するオルリンクス製薬は「人々の生活環境を豊かにするお手伝いを担う」を企業理念とし、化粧品・サニタリー用品・健康食品、機能性表示食品などのD2C事業を行っている事業会社。2018年7月に事業参入して以来、広告運用事業で培ったプロモーション戦略のノウハウを活かしながら販路を広げており、「国内生産」にこだわった商品開発をおこない、微生物美容成分90%以上高濃度配合のプレミアム美容液など、独自性のある商品を提供してきた。
今回の株式取得により、D2C事業に参入することはもちろんのこと、同社代表取締役の北川雅人氏のD2C事業におけるマーケティングの知見を社内に蓄積することで、既存事業のサービスの利便性向上にも努めるとしている。