売れるネット広告社は、2023年12月13日開催の取締役会において、グルプスの全株式を取得し、子会社化することについて、基本合意書を締結することを決議した。
売れるネット広告社は、創業以来健康食品・化粧品業界を中心としたD2C(ネット通販)事業者向けにクラウドサービスおよびマーケティング支援サービスを提供。D2C事業者が同社サービスを活用してインターネット広告の費用対効果を改善し、業績拡大に貢献することを目的として事業を展開している。
同社は今後の成長のためには「既存サービスの強化・利便性の向上」および「他業界への事業展開」が重要と考えており、今回の株式取得の目的は「マーケティング支援サービスの強化」および「他業界への事業展開」を実現することだとしている。
グルプスは広告戦略の立案から運用実行までを一気通貫で提供する、ネット広告特化型のマーケティング支援企業。D2Cのみならず金融・飲食・クリニックなどの業界に対して多数の広告戦略の実績を有しており、世界中の広告媒体を利用して多彩なジャンルの商品プロモーション運用を担うなかで培ったノウハウをもとに、クライアントを成功に導くための広告運用の設計実行に関するサービスを提供している。
売れるネット広告社が提供しているマーケティング支援サービスは、独自のメディアプラットフォームを通じて300社以上の媒体に対し、成果報酬型で広告を配信することが可能なサービスであり、サービスの成長戦略として広告出稿量の増加を掲げている。今回の株式取得により、過去のノウハウをもとにした広告出稿量の増加とマーケティング支援サービスのさらなる強化を図っていくことが可能になるという。
また、現在の売れるネット広告社のサービス提供のコア業界である健康食品・化粧品業界以外の他業種へのサービス展開・市場開拓が可能となり、多岐にわたるサービス展開による成長を実現できると考えている。これらのことから、グルプスを子会社化することで売れるネット広告社の企業価値向上と発展に寄与するものと考え、全株式取得に向けた基本合意書を締結したとのこと。