ECzineは、2023年12月7日(木)に「ECzine Day 2023 Winter」を開催する。「2024年のECトレンドを大予測~体験はより没入型に、よりパーソナルに~」をテーマに、OMOやAI活用、サプライチェーン構築といった幅広いトピックスのセッションを無料配信する予定だ。
本イベントの事前視聴申込締切は、12月6日(水)13時まで。気になるセッションは、期日までの視聴申込を忘れないようにしてほしい。今回は、Bトラックのセッション内容を紹介する。
B-1
- セッション名:メーカー・リテールが取り入れるべきECの“当たり前” サントリーが語る、売上を上げるDX
- 登壇者:サントリー株式会社 戦略本部 CRM部 内藤未来氏
消費や嗜好の多様化が進み、マーケティングも一筋縄ではいかない時代。メーカーの戦略の考え方も根本から変化しつつあるといえるだろう。単純なEC販路開拓だけでなく、データが取れるオンラインのあり方をどう経営全体に活かしていくか。その発想の根幹にあるものをサントリー 内藤氏が解説する。
B-2
- セッション名:EC接客の鍵は「AI活用」! ドコモの売上アップに繋がる「検索」とイマドキの商品との出合わせ方
- 登壇者:株式会社NTTドコモ OCN部 スマートナビゲーション 北岡恵子氏
「EC=自動販売機(設置すれば良い)」という考えはもう一昔前のもの。オンライン上に買う場所、買えるものが溢れる現代は、選ばれる売り場・見つけてもらえる商品を作り上げなければ、企業としての確固たる地位も築けない。それらの実現を助けるAIや検索について、本セッションでは紹介する。
B-4
- セッション名:JUNが生み出す顧客体験のサイクル 購入前から購入後まで満足度を高める方法
- 登壇者:株式会社ジュン EC事業統括 ジャドール事業部責任者 執行役員 雨宮丈洋氏
アパレルやコスメなど、「使用感」が特に重視される商材は「人に相談しながら買いたい」「何かあったときに返品・交換できるなら購入決断しやすいのに」といった需要が常に存在するといえよう。こうした顧客の声を汲み取り、理想の売り場作りを進めているのがジュンだ。実際にどのようなことを進めているのか、売り場実現の思想などにも本セッションでは触れる予定となっている。「至れり尽くせりな売り場」を目指す企業には必見だ。
B-5
- セッション名:TENTIALが取り組むユーザーファーストの決済体験 ~決済体験の向上で、売上増・コスト減を実現する方法~
- 登壇者:ストライプジャパン株式会社 アカウントエグゼクティブ Lee Handong氏/株式会社TENTIAL 取締役執行役員CFO 酒井亮輔氏/株式会社TENTIAL テクノロジー本部 ECプラットフォーム部 湧川仁貴氏
ECから販路を広げ、今や実店舗まで展開するウェルネスブランド「TENTIAL」。快適な購買体験を生み出す上で、決済の重要性に気づくきっかけがあったそうだ。「手を加える余地があまりない」と思われ、つい後回しにされがちな体験はどのようにすれば向上するのか。ストライプジャパンのLee氏との意見交換にも注目だ。
B-6
- セッション名:ブランド価値を守る、ECサイトに潜むサイバー攻撃の危険性とCloudflareアプリケーションセキュリティ対策
- 登壇者:クラウドフレア・ジャパン株式会社 Solutions Engineer 鈴木孝彰氏
「トラブルが起きない」ことが最大の成果であるがゆえに、なかなか積極的な投資・対策が可視化しないセキュリティの分野。しかし、ECサイトでは多数の個人情報を扱うこともあり、「何かあってから」では遅いことは間違いない。また、アクセス過多など顧客体験にまつわる施策展開も、実はセキュリティ領域の取り組み強化でカバーできる可能性があるのは、あまり知られていないところかもしれない。本セッションでは、こうした「守り」だけでないセキュリティ施策をお伝えする。
B-7
- セッション名:顧客ニーズを見逃さない!ECの売上に直結するデータを活用したパーソナライズコミュニケーション
- 登壇者:Micoworks株式会社 ビジネスマーケティング部 Director 大里紀雄氏
2024年は、いよいよファーストパーティデータ活用と向き合わなければならない年といえる。つい後回しにしていた企業も、どう「データを収集するか」「それをどう活用するか」を具現化しなければならず、改善方法や優先すべき項目を知りたいところではないだろうか。本セッションでは、そんな需要に応え「EC売上に直結するデータ活用とパーソナライズコミュニケーション」の方法を伝授する。
B-8
- セッション名:サッポロビールがAI需要予測で挑む、サプライチェーン再構築
- 登壇者:サッポロビール株式会社 サプライチェーンマネジメント部 部長 吉邑大輔氏
オンオフの売り場がどんどん融合することで、できること・可視化できるものが増える一方、業務領域が多岐にわたり、人手不足の中では「人がやるべき仕事」と「テクノロジーに委ねるべき仕事」を選別し、改善していくことも欠かせない。そこで、サッポロビールでは「需要予測」の領域を一部AIに託し始めている。実際に進める中での課題や、やってみてわかったことなどが、本セッションでは紹介される予定だ。
繰り返しになるが、事前申込締切は12月6日(水)13時となっている。1セッションからでも申し込めるほか、事前申込期間中は視聴セッションの追加・変更も可能だ。気になるセッションは、ぜひ早めに申し込んでほしい。詳細は「ECzine Day 2023 Winter」イベントサイトの「タイムテーブル」から見ることができる。
ECzine Day 2023 Winter そのほかのセッションのご紹介
A-1
- セッション名:デパ地下文化×EC=サブスクだった? 大丸松坂屋百貨店が「ラクリッチ」に見出した市場開拓の可能性とは
- 登壇者:株式会社大丸松坂屋百貨店 経営戦略本部DX推進部 専任部長 岡崎路易氏
A-2
- セッション名:ECのアプリ経由売上50%以上、顧客とつながるアプリ活用
- 登壇者:株式会社ヤプリ マーケティング部 神田静麻氏
A-3
- セッション名:「メルマガをきっかけに購買」はさらに増加の45%。メールとLINEの使い分けとは?
- 登壇者:ユミルリンク株式会社 マーケティング部 マーケティング課 五月女翔氏/株式会社ライトアップ iクリエイショングループ マネージャー 米澤信弘氏
A-4
- セッション名:事業のOMOを進める松竹 Web3×ファッション×エンタメで生まれる新時代とは
- 登壇者:松竹株式会社 イノベーション推進部 新事業共創室 京井勇樹氏/グローバル事業部 グローバル事業開発室 宮本英氏/イノベーション推進部 新事業共創室/松竹ベンチャーズ株式会社 執行役員 飛田紗里氏
A-6
- セッション名:AIでECは進化するのか? - 最新事例から読み解くAI時代におけるECのあり方
- 登壇者:株式会社ビービット 執行役員CCO・東アジア営業責任者 藤井保文氏/株式会社ビービット ソフトウェア事業本部 マーケティングソリューション セールス&マーケティングマネジャー 生田啓氏
A-8
- セッション名:AIと一緒に服作り オンワード樫山「any SiS」の挑戦とそこから得た発見に迫る
- 登壇者:株式会社オンワード樫山 第三カンパニー 商品Div. 「anySiS」担当マーチャンダイザー 奥村美幸氏/株式会社翔泳社 ECzine編集部 木原静香