武蔵野美術大学とメルカリの研究開発組織「mercari R4D(アールフォーディー)」(以下、R4D)は2023年9月4日、循環型社会に向けた人の行動変容と習慣化を促す価値共創のデザインプロジェクトを実施すると発表した。
R4Dは2017年12月に設立された、社会実装を目的とした研究開発組織だ。産業界やアカデミア、国といった枠を超えてコミュニティをつなぎ、科学技術の力で複雑な社会課題を解決するCo-Innovation的アプローチを推進している。
本プロジェクトは、価値共創に着目。メルカリが提供するサービスを題材に、利用者の循環型社会に向けた行動促進を目指す。そのために、武蔵野美術大学 造形構想学部 クリエイティブイノベーション学科(以下、CI学科)の学生とメルカリが、サービスについてともに考え・創る仕組みをデザインすることを目標にしている。
CI学科は、美術・デザインを学ぶことで身につく「創造的思考力」によって社会の中で実践的に学ぶことを目的に、2019年に開設された。本学科の学生は、入学後2年間、武蔵野美術大学 鷹の台キャンパスで美術・デザインの基礎、フィールドリサーチ、イノベーションに関する歴史的背景を学ぶ。3年次からは、市ヶ谷キャンパスで、提携企業・自治体などと連携したプロジェクト型授業を行う。