食の感動体験を提供するトリドールホールディングス(以下、トリドール HD)は、讃岐うどん専門店「丸亀製麺」で使用している釜揚げ用うどん桶のリユースとダイバーシティ&インクルージョンの推進を目的として、兵庫県加古川市に「丸亀製麺 桶工房」を開設した。
同社は、予測不能な進化で未来を拓き続けるためには、多様性を受け入れていくことが大切であると考え、ダイバーシティ推進基本方針を掲げている。同社の特例子会社であるトリドールD&Iは、トリドールグループのダイバーシティ推進基本方針を体現する取り組みとして、障がい者雇用を推進。同社では2020年2月から障がい者が担う業務の一つとして、破損および経年劣化したうどん用木桶のリユースを加古川市のテナントスペースにて始めていた。今回、リユース業務の規模拡大や障がい者の活躍の場を広げることを目的に「丸亀製麺 桶工房」を開設している。
同社では、これまで約150店舗を対象に年間4,600個の釜揚げ用うどん桶を修理・再利用し、年間廃棄木材約0.7tの削減に取り組んできた。リユース業務の拡大に伴い「丸亀製麺 桶工房」では、2028年までに約300店舗を対象に年間1万800個の修理に取り組み、年間廃棄木材約1.5tの削減を目指す。また「丸亀製麺 桶工房」にて工房の見学会やリユース体験教室を開催することで、地域福祉との連携をはじめ、働き甲斐や仕事に誇りを持てる職場環境づくりに取り組んでいくとのこと。