Roktは、2023年6月9日に日本国内初のRoktパートナー向けイベント「Rokt Day Japan」を開催した。
同イベントでは、アジア統括事業開発責任者 三島健氏らによるRoktの歴史と提供するソリューション、新プロダクトについての紹介のほか、株式会社電通 TFP局 リテールマーケティングDXグループ シニアプロデューサー 木村仁昭氏による「NRF2023&米国リテーラーに見る、Eコマース最先端トレンド」や、WILLER株式会社によるケーススタディ紹介がゲストセッションとして行われた。
2012年にオーストラリアで創業したRoktは、2014年に米国・ニューヨークに拠点を移し、2015年よりグローバル展開をスタート。日本には、2017年に上陸し、Eコマースの収益性拡大に貢献する「Rokt Ecommerce」や、顧客獲得を実現する「Rokt Ads」といったソリューションを提供している。
同イベントでは、「Rokt Ecommerce」の拡張機能として「Rokt Payment Marketplace」のリリースが発表された。同機能は、消費者の購買意欲が高まっている決済時のタイミングで、ECサイト内にクレジットカードや決済関連のオファーを提示。決済サービスプロバイダーの顧客獲得機会とEC事業者の新たな収益源創出に貢献する。
既に海外では、Marcus Theatres、Teleflora、OpenSky、Dot&Boなどが同機能を導入。ファーストパーティデータとRoktの機会学習技術を活用し、関連性の高いオファーと顧客一人ひとりに最適化した体験提供を実現している。
三島氏は、「Rokt Payment Marketplace」について「これまでECサイト内でコストセンターとされてきた決済ページを、プロフィットセンターへ変革する可能性を秘めている。Eコマースのゲームチェンジャーとなり得る新機能」と述べた。