SHEIN Groupが展開するグローバルファッションブランド「SHEIN(シーイン)」は、サプライチェーンの余剰在庫問題の解決に特化したソフトウェア「Materia MX」を提供するグローバル循環型経済テクノロジー企業 Queen of Rawとパートナーシップを締結。産業界の余剰在庫を救済するリーディングカンパニーを目指すと発表した。
ウェブサイトおよびアプリにおいて、150以上の国と地域でサービスを提供するグローバルファッションブランドSHEIN。これまでにも衣類の循環維持、廃棄物の削減、衣類廃棄物の影響を受けた地域の環境改善・修復の支援を行ってきた。
今回、余剰在庫を救済するリーディングカンパニーとなるため、Queen of Rawとパートナーシップを締結。サプライチェーンの余剰在庫問題の解決に特化したQueen of Raw独自のソフトウェア「Materia MX」を活用し、他のブランドの余剰在庫を再利用することで、新たな繊維資源消費の回避と、繊維廃棄物の軽減を目指す。さらに、新たな原材料の使用を削減するために、循環性を活用する代替ビジネスモデルも確立する予定だという。
『Materia MX』を活用した余剰在庫素材の再利用
今回のパートナーシップにより、同ソフトウェアを活用し、環境問題などに考慮した上で余剰在庫を整理したいと考えるブランドや小売業者から素材調達可能に。また、SHEINのサプライチェーンのフローを自動化することで、SHEINの調達要件と「Materia MX」の在庫基準の両方を満たす“未使用素材”を発見することができる。これらの素材は、SHEINのデザイナーに提供され、SHEINで販売される製品に組み込まれていく。さらに、「Materia MX」のプラットフォームにより、データを追跡・報告することも可能となる。