⼤丸松坂屋百貨店は、老舗百貨店を代表する食通のバイヤーが厳選した冷凍グルメを宅配するサブスクリプションサービス「ラクリッチ」をスタートした。同社が長年培ってきた「目利きバイヤーのネットワーク力」を活かすことで実現した、いつでもデパ地下クオリティの“贅沢なグルメ”を楽しめるサービスとなっている。
同社はこの数年、新型コロナウイルスの感染拡大による消費者のライフスタイルの変化に対応し、時間と場所の制約を克服するビジネスモデルの転換を進めてきた。2021年3月にファッションサブスクリプションサービス「アナザーアドレス」をスタート。デジタルを活用した新規事業へのトライアルを重ねてきたが、今回初めて食分野のサブスクリプション事業に参入する。
「ラクリッチ」の特徴
バイヤーが厳選した使いやすい少量サイズの商品を6~10品程度でセットにし、毎月定期で冷凍配送。
消費者にはメニュー内容の全容は見せず、一部の商品のみ公開。「届いたときの楽しみ」を演出し、”おまかせ”でおいしい出会いを提供。
既存の定期宅配サービスは、手軽さや健康志向、また特別な日など、オケージョンにふさわしい商品が多い中、同社はデパ地下のコンセプトに近い「美味しさを全面に打ち出した日常向け」の商品をラインアップ。