オラクルは、企業がより少ないリソースでより多くのことを達成できるよう、「Oracle Fusion Cloud Applications Suite」全体に新機能を追加した。ユーザーがサプライチェーン計画を加速させ、業務効率を向上し、財務の正確性を改善できるよう支援する。
新機能には、「Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturing(SCM)」による新しいプランニング機能、従量課金による価格設定機能、リベート管理機能に加えて、「Oracle Fusion Applications」による見積から入金まで(quote-to-cash)のプロセスの強化が含まれている。
「Oracle Fusion Applications Suite」のサプライチェーン関連の新しいアップデートは、次のとおり。
「Oracle Supply Chain Planning」のAIによる新しいリードタイム予測
機械学習を利用して、実績に基づき差異を明らかにすることで、リードタイム予測の精度向上を支援。「Oracle Supply Chain Planning」のPlanning Advisorに組み込まれたこの新機能により、リードタイムの傾向、異常、およびその潜在的な影響を特定。優先順位をつけたアクションと解決策を提案することにより、プランニングの効率化と結果の改善につなげることができる。
「Oracle Fusion Applications」の見積から入金まで(quote-to-cash)のプロセスの強化
サブスクリプションの全体管理と利用率評価の一元化、会計要件への準拠、販売管理の改善、市場投入までの期間の短縮とコストの削減、シームレスなカスタマー・エクスペリエンスの提供を支援する。サブスクリプション管理(CX)、構成、価格、見積(Configure, Price, Quote:CPQ)(CX)、受注管理(SCM)および財務(ERP) をつなぐ統合ソリューションにより、ユーザーは、商品、サブスクリプション・サービスを組み合わせたオーダーに関する見積、取り込み、履行をより効率的に行い、収益を適宜認識することができる。
「Oracle Channel Revenue Management」の新しいリベート管理機能
リベート・プログラムの効率化、より正確なリベート計算と監査、プログラム・パフォーマンスの可視性の向上を支援する。「Oracle Channel Revenue Management」の一部であるこの新機能は、リベートの計算から決算までのリベート管理プロセスを自動化し、支払精度の向上、管理コストの削減、顧客請求の迅速な決済を可能にする。