全国にシェア型レストランを展開するfavyは、商業施設・マンションなどの飲食区画のDXを支援するパートナー型飲食店開発「RaaS(レストラン・アズ・ア・サービス)」を三井不動産グループが管理・運営する商業施設「COREDO室町1」でスタートすると発表した。2023年4月26日にはfavy運営のシェア型レストランを「COREDO室町1」4階にオープンする予定となっている。
コロナ禍を経て、世の中の変化に対応すべく従来通りでない選択肢と変革のあるスタイルの飲食施設をともに模索していた三井不動産とfavy。今回、favyのシェア型レストランの構造を活かし、「COREDO室町1」4階にて「RaaS」をスタートする運びとなった。
favyのシェア型レストラン
- 運営会社はfavyのまま、短期出退店可能の入れ替え制(長期契約も可能)
- 出店テナントが新業態にもチャレンジしやすいよう、初期投資を抑え、リスクが少ないスタイルを実現
- favyのサブスク、モバイルオーダー提供から店舗運営サポートまで一貫したサービスを提供
同社は、今まで蓄えてきた店舗のDX化の知見を活かして「COREDO室町1」に新しいかたちのレストランを作り、商業施設と入居店舗の双方のニーズをつなげ、日本橋エリアの活性化へ貢献する考え。
favyの飲食区画のDXを支援するパートナー型飲食店開発「RaaS」とは
RaaSは、レストラン・アズ・ア・サービスというfavyが作った造語。サービス型での飲食店経営を実現し、店舗を商業施設の飲食区画に開発するパートナー型飲食店舗開発サービスとなっている。
同社は、飲食店区画/物件の価値創出を目指し、飲食店舗の立ち上げからデザイン設計、施工、テナントのリーシング、システム提供や運営などをワンストップで提供。自社の飲食直営店舗のノウハウやサブスクリプションの顧客管理によるデータドリブンで得た知見をもとに、2018年より「シェア型レストラン」を運営。店舗のDX化支援を行ってきた。
また、2021年からは、鹿児島、仙台、大分、宮崎にある倒産してしまった「横丁」形式の飲食区画を、シェア型レストラン形式へとフォーマットを変更し、価値向上と再始動の支援を行っている。
今後は2023年内に、関東エリア・関西エリアなどの複数の商業施設でシェア型レストランをオープン予定となっている。