AI、IoTで不動産のデジタルリノベーションを実現するライナフは、同社が運営する「スマート置き配」を、イトーヨーカ堂が運営する「イトーヨーカドーネットスーパー」に提供することを決定した。
共働き世帯や単身世帯の増加により、近年ネットスーパーの需要が拡大し、食配のニーズはさらに強まっている。しかし、これまで「オートロックマンション」では置き配での受け取りが選択できないという課題があった。
ライナフが提供する「スマート置き配」は、スマートロック「NinjaEntrance(ニンジャエントランス)」を用いてオートロック付きマンションのエントランスの鍵をデジタル化することすることで、受取側があらかじめ指定した場所に配達員が荷物を届けるサービス。配達時に各マンションの管理人にエントランスの解錠を依頼するといったこれまでの属人的な運用から、いつでも好きな曜日・時間に利用できる置き配を提供できるようになる。
今回、両社は子育て世帯や働く世帯の買い物の悩みといった社会的課題の解決に対して、共同で取り組んでいくことで合意した。
取り組み内容
ライナフ社
置き配の普及を通して、再配達およびCo2削減を目指す
イトーヨーカ堂
置き配サービス提供による、住人との関係性構築とQOL(Quality of Life)の向上
スタートについて
導入の解錠検証は、2022年の夏に実施。両社の提携後、まずは首都圏において開始していく予定だという。