MMDLaboが運営するMMD研究所は、「2023年1月スマートフォン決済利用動向調査 第1弾」を実施した。
昨年と比べて「スマホ決済」が6.2ポイント増加
18歳~69歳の男女2万5,000人を対象に、普段の支払い方法について聞いたところ(複数回答可)、トップは「現金」で85.6%、次いで「クレジットカード」が70.8%、「スマホ決済(タッチ式、QRコード式含む)」(以下、スマホ決済)が49.8%となった。
これを年別で比較すると、2022年1月(n=4万4,727)に比べもっとも増加した支払い方法は「スマホ決済」で6.2ポイント増加しており、もっとも減少した支払い方法は「カード型の交通系以外の電子マネー」で1.7ポイント減少していることがわかった。
スマホ決済サービスを併用している割合は62.6%、利用サービス数は平均2.7個
スマホ決済サービスを現在利用していると回答した1万5,653人を対象に、利用しているスマホ決済サービスについて聞いたところ、1サービスのみ利用していると回答した人は37.4%、複数のサービスを利用していると回答した人は62.6%。
これをサービス別でみると、QRコード決済サービス(n=1万4,608)では1サービスのみ利用している人は47.8%、複数サービスを利用している人は52.2%、スマホ非接触決済サービス(n=6,427)では1サービスのみ利用している人は57.3%、複数サービスを利用している人は42.7%となった。
また、スマホ決済サービスを現在複数利用していると回答した9,802人の利用個数をみると、2個が40.3%、3個が24.0%という結果に。
スマホ決済サービス現在利用者全体の平均利用個数を求めたところ、2.7個となった。
最多利用スマホ決済サービスは「PayPay」 QRコード決済サービストップは「PayPay」、スマホ非接触決済サービストップは「モバイルSuica」
18歳~69歳の男女2万5,000人を対象に、現在利用しているスマホ決済サービスを聞いたところ(複数回答可)、トップは「PayPay」で41.2%、次いで「楽天ペイ」が19.4%、「d払い」が18.8%となった。
次に、QRコード決済サービスとスマホ非接触決済サービスをどちらも現在利用していると回答した5,382人を対象に、もっとも利用しているスマホ決済サービスを聞いたところ、トップは「PayPay」で31.2%、次いで「楽天ペイ」が15.0%、「d払い」が14.2%だった。
また、QRコード決済サービスを現在利用していると回答した1万4,608人を対象に、もっとも利用しているQRコード決済サービスを聞いたところ、トップは「PayPay」で50.0%、次いで「d払い」が16.8%、「楽天ペイ」が16.4%となった。
スマホ非接触決済サービスを現在利用していると回答した6,427人を対象に、もっとも利用しているスマホ非接触決済サービスを聞いたところ、トップは「モバイルSuica」で23.4%、次いで「Visaのタッチ決済」が16.7%、「iD」が16.5%という結果となった。
調査概要
- 調査期間:2023年1月27日〜1月31日
- 調査対象:18歳~69歳の男女
-
有効回答:2万5,000人
※人口構成比に合わせてウエイトバックを実施 - 調査方法:インターネット調査