ライブコマースプラットフォーム事業を手掛けるクリップスは、日本デジタル配信(以下、JDS)と共同して、ケーブルテレビのコミュニティチャンネルを利用したライブコマース番組の放送を実験的に行うことを発表した。
同事業では、従来ウェブ上で展開されてきたライブコマースをケーブルテレビで配信することで、ライブコマースの普及とライブコマース番組の視聴者拡大を目的としている。
クリップスは、自社アプリ『Sharing Live』にてライブコマース番組を提供しているプラットフォーム事業者。ウェブとは提供媒体の異なるケーブルテレビ向けのコミュニティチャンネルで放送することで、ライブコマースの普及とライブコマース番組の視聴者拡大を狙う。
JDSは、ケーブルテレビ事業者向けに、CSデジタル放送のプラットフォーム事業者として配信を行ってきた。ケーブルテレビ事業者のサービスに新たな価値を生み出すこと、ならびに、ケーブルテレビ事業者が抱えるさまざまな課題解決に資するサービスを提供し、ケーブルテレビ業界の継続的な発展を支援する目的で新たなサービスの検討を行っている。
プラットフォーム事業者である両社が共同で新たなサービスを創造することで、放送と通信の連携による視聴者層の拡大と両社の企業価値の向上が期待される。
事業概要
同事業では、ケーブルテレビ事業者の協力のもと、テレビ放送時の購買率や売上規模の調査を目的に、ケーブルテレビ配信世帯に向けたライブコマース番組の放送を実施。今回の配信では、首都圏以外の地域の商品をとりまとめ、ひとつの地域を、商品を通して紹介する番組を予定している。
今後、ケーブルテレビ事業者の地元企業、生産者や宿泊施設などと、ライブコマースとをつなぐことによる地域活性化を目指す。