Studyplusトレンド研究所は9月16日から9月22日の間、学習管理アプリ「Studyplus」上で全ユーザーを対象に「SNSの世代別利用傾向調査」を実施し、3,494人が回答した。なお、調査に先立ち、4月18日から4月19日にかけて同アプリ上で「通学とスマートフォン・SNS利用に関するアンケート」を実施。対象となった中学1年生から高校3年生のユーザー1,859人のうち、93.5%が何らかのSNSを利用、そのうちの83.8%が中学卒業までに利用を開始しているという結果を得ている。
「SNSの世代別利用傾向調査」の調査概要
- 調査対象:全国のStudyplusユーザー(全年齢対象)
- 回答者:3,494名
- 調査方法:インターネット調査
- 調査時期:2022年9月16日~9月22日
「Z世代」と「X・Y世代」の定義
- Z世代(12歳~25歳):2,708人
- X・Y世代(26歳以上):786人
年代別回答数
- 中学生(12歳~15歳):773人
- 高校生(15歳~18歳):1,362人
- 大学生・社会人等(19歳~25歳):573人
- ミレニアル世代(26歳~35歳):261人
- ロスジェネ世代(36歳~45歳):238人
- Z世代の親世代(46歳~55歳):210人
- バブル世代以上(56歳以上):77人
SNSがきっかけの消費行動はZ世代57.1%、X・Y世代72.1% 年代別でSNSの種類やアカウントに違い
「SNSで得た情報から、消費行動(商品の購入、飲食店への来店、イベント参加など)を起こしたことはありますか?」という質問に対して、Z世代では57.1%、X・Y世代では72.1%があると回答。両世代とも半数以上がSNSをきっかけとした消費行動の経験があり、X・Y世代がZ世代を上回る結果となった。細かい年代別で見ると、「ミレニアル世代」「ロスジェネ世代」「バブル世代以上」で7割を超えている。
消費行動のきっかけとなったSNSの種類についても質問。Z世代ではYouTubeが最多の77.5%、続いてInstagramとTikTokもX・Y世代と比較すると多い傾向だった。これに対してX・Y世代ではTwitterが最多の64.9%であり、FacebookもZ世代と比較すると割合が高くなっている。また、中学生ではYouTube、高校生ではInstagram、それ以降の年代ではTwitterが主流で、年代が若くなるほどTikTokの割合が増加した。
消費行動につながったSNSの投稿については、Z世代では「著名人・インフルエンサー」が70.5%と最多だった。ミレニアル世代では「企業アカウント」、ロスジェネ世代以上では「SNSのみでつながっている人」の割合が最も高い結果となった。