ネットプロテクションズは、最新型の後払い決済サービス「atone」を2023年3月以降に提供開始することを発表した。同社の既存決済ブランドをゼロベースから再構築しスキーム拡大することで、従来型の後払い決済では満たせなかったニーズを埋め、提供市場を拡大していく。
同社はこれにともない、同サービスのテスト店の受付を開始した。
新型「atone」の概要
消費者メリット:不正に強く、わかりやすく、柔軟で、お得
新型「atone」は、後払い決済を提供してきた同社が蓄積したノウハウで作る、「不正に強く、わかりやすく、柔軟で、お得な、後払い決済」。消費者にとっての主な強化ポイントは、会員登録不要の「都度後払い」を、携帯番号を用いたSMS認証のみでシンプルかつセキュアに利用できるほか、「翌月後払い」を含む柔軟性の高い会員サービスも利用可能になっている点だという。
事業者メリット:「カゴ落ち防止」と「LTV向上」を1サービスで支援
事業者に対しては、クレジットカードと変わらないコストで、クレジットカードを好まない層の新規獲得と継続率向上の価値を1サービスで提供可能。
会員登録不要の「都度後払い」は、SMS認証方式を取ることで、従来型よりもシンプルかつセキュアな仕様で、決済時の「カゴ落ち」を防ぐ。会員登録により利用可能になる「翌月後払い」は、複数の買い物をまとめられる利便性から繰り返し利用のハードルを下げ、「LTV向上」の付加価値を実現する。
そのほかにも、付加価値の高い会員向けサービスを充実させることで消費者の利用を促進し、事業者の成長支援を加速するとのこと。
- NPポイントクラブ:520万人の会員基盤を保有するポイントサービスにより送客支援が可能。
- atoneログインサービス:情報入力の手間をなくすログインサービスにより購買手前での離脱を防止する。
- atone実店舗決済:実店舗での利用を可能にするコード決済により、OMO戦略を支援する。
また、提供方式も柔軟に取り揃えることで、従来型の後払い決済では導入が叶わなかった事業者でも後払い決済を提供することが可能となる。
- 適用商材を拡大…不正対策の強化にともない、物販だけでなくデジコン・実店舗・役務など全市場・商材に対応領域を広げていく。
- APIでの導入に対応…ライブコマースなど、モーダルの体験がそぐわない販売形態にも対応可能。
- ホワイトラベル・OEMでの導入に対応…自社ブランドの戦略に沿った独自の後払い決済の見せ方が可能。