リアル店舗での来店施策および来店・購買分析サービス「Store360」の提供を通し、小売店・飲食店などの販促業務の改善をDXの力で解決するTangerineは、店舗で見つけたお気に入り商品をオンラインストアで購入できるOMO機能をStore360 UXの新機能としてリリースした。
これまで限られた大手小売事業者が独自システム開発によりサービス提供するケースはあったが、同社のOMOサービスはSaaSベースで提供されるため、小売事業者は店舗とオンラインストアをシームレスにつなぐ顧客体験を最短1ヵ月の準備期間で提供することが可能となる。
なお、Store360 UX-OMOサービスはすでにアパレル大手企業の店舗での活用が始まっているという。
気になる商品を「お気に入り」登録して後でチェックする顧客体験はオンラインストアでは当たり前となっているが、リアル店舗でも同様に商品実物を見てお気に入り登録してあとでゆっくり購入を検討したいというニーズが、近年コロナ感染症の影響もあり高まってきた。
一方で、小売事業者はニーズの高まりを感じながらも次の課題のために提供できない状況があった。
- 店舗で接客してもECで買われてしまうと店舗には何も残らない「実店舗とECの見えない壁」が存在する
- ユーザの来店を把握し、お気に入り商品を登録機能とオンラインストアまで連携した一連の仕組みを自社のアプリ・オンラインストアに組み込むための開発ノウハウ・コスト・リソースが無い
Store360の解決ソリューション
Store360 UXは、精度の高いリアルタイム来店検知に基づき、さまざまな店頭DX施策を小売事業者の公式アプリを通じて提供するSaaSサービス。今回同サービスの新機能としてリリースしたStore360 UX-OMOにより、小売事業者は店舗でのお気に入り登録機能とオンラインストアとの連携を最小コスト・最短期間で実現できるようになった。
Store360 UX-OMOが提供する主な機能は次のとおり。