ソウゾウが運営するEコマースプラットフォーム「メルカリShops」は、EC一元管理システムを提供するワサビ、NOVASTOと連携し、EC一元管理システム上での在庫管理や受注管理を可能にすることを発表した。なお、本件は「メルカリShops」において初めてのAPI接続事例だという。
ソウゾウは、容易にネットショップを開設できる「メルカリShops」を2021年10月より提供開始し、EC化支援事業を推進している。
新型コロナウイルス感染拡大にともない、オンラインで買い物ができるEC市場に注目が集まったことで、2020年の物販系ECの市場規模が伸長。また、2021年は外出機会が回復したにも関わらず、物販系分野のBtoC-EC市場規模は引き続き増加しており、EC利用が消費者の間で徐々に定着しつつある。さらに、EC化率も増加傾向にあり、今後もBtoC-EC市場の伸長が期待されている。
自社やほかのECサイトでオンライン販売を行っている事業者においては、受注管理などを効率化するシステムをすでに利用している場合が多く、「メルカリShops」においてもそのようなシステムとの連携について多くのユーザーから要望が寄せられていた。そのため、初回のAPI連携は「メルカリ」とも相性のよいリユース業界に特化したEC一元管理システムを提供する両社に決定したという。
これによって、EC一元管理システムを通した「メルカリShops」の商品在庫管理や受注管理が可能になり、すでにECサイトを運営している事業者がより「メルカリShops」へ参入しやすくなることが期待される。
連携実施システム
ワールドスイッチ(ワサビ社)
ワールドスイッチは、国内、越境販売など複数のECモールへの出品をアシストするEC運営一元管理システム。複数モールへの一括出品、海外モールへ出品時の自動翻訳、在庫連携、受注一元管理、出荷送り状発行などの業務を一元化し業務効率化をサポートする。さらにスマホアプリとの連携で在庫管理やレジ業務の効率化にも貢献する。
ReCORE(NOVASTO社)
ReCOREは、レジ、EC一元管理、会計、CRM、在庫管理、会員アプリ、KPI管理などの機能がひとつになったオールインワンクラウドPOS。買い取りサポート機能で査定効率の向上と標準化を実現する。また店頭に在庫を置きながら複数ECモールに併売を行うことができ、回転率を向上。さらにShopifyと会員情報と在庫情報を同期し、オムニチャネル化をReCOREひとつで実現可能とのこと。
セルモア(NOVASTO社)
セルモアは、フリマアプリやECモールへの併売管理が可能なサービス。出品・在庫数同期・価格管理・受注管理・売上管理まで、セルモアひとつで管理できる。
ソウゾウは、今後も各企業とのAPI連携を進めることで、事業者の利便性向上とEC化支援に努めていく考え。