株式会社オプトは、複数のECモールを総合的に判断し、クロスチャネルで最適化を目指すSaaS「Oxcim(オキシム) β版」が楽天市場のECデータ分析に対応したと発表。
これにより、楽天市場での競合分析や自然検索・広告掲載順位の計測が可能となる。また、すでにOxcimに実装されているAmazon分析機能と併せて、双方のマーケット状況の分析やポジショニング、問題発見、売上の要因分析がひとつの画面上ででき、ECモールでの売上拡大に向けた最適化を実現する。
Oxcimは、2022年度以内にPayPayモールへの対応も予定しており、2022年内に200社への支援を目指す。前出のECモール対応後も、市場の変化に合わせてメーカー企業の販路のデジタルシフトを支援すべく、機能を拡張するとしている。
Oxcimに実装された楽天市場分析機能
1. 楽天市場「マーケットビュー」機能
- 楽天市場における、商品カテゴリごとのTOP100の売上規模を可視化
- 指定した商品の売上を商品管理番号ごとに確認可能に
※他社商品は、各カテゴリ上位1,000件以内の商品が対象。オプト独自の機械学習技術により算出された推計データが表示される
2. 楽天市場「KPIビュー」機能
- 自社商品のブランドごとに、売上などの確認が可能に
- 期間や競合を設定し、他社と売上の比較が可能に
- ECモールの売上を構成するとされる閲覧数やCVR(顧客転換率)、販売単価の分析を実現
- 楽天市場の管理画面では計測が困難な商品画像枚数・価格割引率・ランキングなどの分析を実現
※現在は掲載順位(自然検索)・掲載順位(広告)・指名検索・レビュー平均値、レビュー数、商品画像枚数、販売価格の分析が可能。機能は段階的にアップデート予定