SHIBUYA109エンタテイメントが運営するSHIBUYA109渋谷店では、セーフィーと共同で、新製品「Safie One(セーフィー ワン)」(販売開始:本年9月28日予定)による都心型商業施設における初めての実証実験を開始した。
「Safie One」はエッジAIを利用した「AI App(アイアップ)」をインストールし、活用できるカメラ。「AI App」を利用することで、用途に応じてカメラのアプリケーションが切り替えられ、カメラが賢くなっていく。
実証実験期間中は、店舗運営向けアプリケーション「Store People Detection Pack(ストア ピープル ディテクション パック)」に内包する通過人数カウント機能により、来館人数や混雑具合を可視化する。
さらに計測による時間帯別の滞在者数の分析を進めることで、混雑フロアの改善をはじめ各フロアの数値の可視化もあわせて目指す。
実証実験の概要
同実証実験は、最先端のAIカメラ「Safie One」の映像とAI解析技術を通じて、施設内の次の項目を目的としたもの。また得られた検証結果に基づき、将来的には施設内の営業改善や販売促進などの活用を視野に入れている。
対象施設
SHIBUYA109渋谷店(東京都渋谷区道玄坂2-29-1)
実験開始日
2022年8月24日より(約6ヵ月間)
検証場所
SHIBUYA109渋谷店の各フロアのエスカレーターに設置(8フロア計16台)
目的
- 施設内利用者のフロアごとの滞在数の調査
- 時間帯別人数推移(人流の把握)
- 館内導線の把握 など
これまでSHIBUYA109渋谷店では、さまざまな技術やサービスを活用し館内人流に関するデータの取得・分析に取り組んできたが、データの補足や精度検証が難しいという課題を抱えていた。
今回「Safie One」によるクラウド録画サービスの映像とAIが連携し分析を行うことで、映像を使ったデータの精度検証が可能で、効果的な業務運営への活用ができると判断し、実証実験に至った。