カクヤスは、カクヤスメールマガジンに登録している当社のユーザーを対象に、“あえてお酒を飲まない”ライフスタイル「ソバーキュリアス」について、アンケート調査を行った。
健康志向が高まるなか、あえてお酒を飲まない人たちが増えている。巷ではそうした人たちを「ソバキュリアン」と呼び、その生き方を「ソバーキュリアス」というとのこと。 実際、酒類業界ではノンアルコール市場が拡大傾向にあり、ソバキュリアンのニーズに応えています。
同社では、カクヤスメールマガジンに登録しているユーザーを対象に、あえて飲まない生き方について調査を実施した。
「ソバーキュリアス」の認知度は1割程度だが…
いま欧米の若者を中心にトレンドとなっているのが「ソバーキュリアス」。これは、「Sober(しらふ)」と「Curious(好奇心が強い)」を組み合わせた造語で、お酒を飲める人が「あえてお酒を飲まない」もしくは「少量しか飲まない」という考え方やライフスタイルのことを指す。それを実践する人のことを「ソバキュリアン」という。ソバキュリアンは、体質的にアルコールが飲めない人ではなく、お酒が飲めるのに、お酒を飲まないことを前向きにとらえて、飲まない生き方を選択している人のこと。
語源の由来は、英国出身のジャーナリスト、ルビー・ウォリントン。心身の健康を保つために、あえてお酒を飲まないライフスタイルを選んだ経験を綴った著書が大反響となった。2010年頃に「ソバーキュリアス」という考え方を提唱した。日本でも翻訳され、コロナ禍のいま、若い世代の間で話題を集めている。
そんなトレンドワードを、お酒好きが多いカクヤスユーザーはどのくらい認知しているのかを調べたところ、結果は9割近くの人が知らなかった。
しかし、「ソバーキュリアス」という言葉を認知していなくても、「ソバーキュリアス」的な飲まない選択をしている人は少なくない。
宴会や家飲みのときに、あえてお酒を飲まないときがあるかを聞いてみたところ、「たまにある」が37%、「よくある」が7%で、両者を合わせると44%にのぼった。普段はお酒を飲んでいても、「あえてお酒を飲まない時がある人」は一定数いることがうかがえる。
飲まず嫌い? ノンアル飲料は低調
そこで、「あえてお酒を飲まない時がある人」にその理由を複数回答可で聞いたところ、「健康になれるから」が32%、次いで「睡眠の質が良くなるから」が18%、「時間を有効に使えるから」が16%と続いた。
しかし今回、もっとも回答率が高かったのは「その他」で36%。選択肢に当てはまらない理由があると推察される。その内訳を見てみると、もっとも多かったのは「運転するから」、次いで「翌日の仕事に影響があるから」だった。「ソバーキュリアス」のようにポジティブな感情でお酒を飲まないというよりも、「飲みたいけれど飲むのを我慢する」といったややネガティブな感情が見え隠れしている。
では、そうした人たちがお酒を飲まないときにどんなものを飲んでいるのか、複数回答可で聞いたところ、もっとも多かったのは「お茶」で57%、次いで「炭酸水」41%、「ジュース」24%と続く。
最近人気のノンアルコール飲料や微アルコール飲料は10%程度で、お茶や炭酸水とは大きく差が開く結果となった。
調査概要
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:カクヤスメールマガジンに登録しているユーザー
- 調査期間:2022年6月16日(木)~6月19日(日)
- 回収サンプル数:393