ハコスコは、ECメタバース「メタストア」の招待制βプログラムを開始した。βテスト期間中(2022年7月31日まで)は、初期費用・月額利用料ともに無料で利用することができる。
人と触れ合う機会が減っているポストコロナの時代、メタバースの利用に期待が高まっているが、一般事業者がメタバースを日常的な事業に活用するには、多くの課題がある。たとえば、メタバース空間の開設・維持には高額な導入費用や専門知識が必要で、決済や対話機能、既存の販売管理システムやCRMとの連携機能など日々の商いとつながった環境にはなっておらず、広く一般に普及するには導入障壁があるのが実情となっている。メタストアは、こうした課題を解決し、ハコスコがVRを誰でも手軽に利用できるようにしたように、誰でも容易にメタバース空間にショップを持つことを可能にするOMOソリューションだという。
メタストアではSaaS型のβ版と並行し、メタバースのカスタム制作も受け付けており、ギャラリー、アパレルショップ、飲食店などで、メタストアを利用したデジタル商業空間としての導入が進んでいる。
サービス概要
メタストアは、リアルのつながり空間をメタバース上に再現し、オフライン空間同様の有機的なショッピング体験の提供を目指す。ショッピングや催事販売、ギャラリー、行政カウンター、学校など、幅広い用途に利用が可能。
同サービスの特徴は、次のとおり。
- 簡単開設:テンプレートから簡単に写実的なストア空間を作成
- ウェブで完結:VRゴーグルもアプリも不要。iframeでウェブページ埋め込みが可能
- 商品販売:Shopify連携による商品管理・決済・カート機能(Shopifyとの契約が必要)
- NFT連携:OpenSea連携によるNFT決済
- グループ会話:話者を限定した仲間同士の音声チャット
- 対面接客:店員アバター付きのボイスチャットで対面会話
招待制βプログラム概要
βプログラムに登録後、順次アカウント開設の案内が送られる。
- βテスト期間:2022年7月31日まで(8月1日以降、30日の無料お試し期間付き)
- 対象者:誰でも利用可能
- 料金:βテスト期間中は無料(導入サポートなしの場合)
- 有償サービス:カスタムでの空間制作や、導入・設置サポートは、別途有償。