フィードフォースが提供するマーケターのためのデータフィード管理ツール「dfplus.io」が、「データ結合機能」をリリースした。これにより、「レビュー」「お気に入り数」「ランキング」などのデータが、商品データとファイルと別で管理されている場合でも、dfplus.io上でデータを結合することができるようになった。
Criteo、Google、Facebookなどをはじめとしたダイナミック広告では、アイテムに付随する情報をクリエイティブや媒体の機械学習に取り入れることで、広告成果の向上が期待できる。
「レビュー」「お気に入り数」「ランキング」「広告成果」などの情報を広告に取り入れたいと思ったとき、商品データとファイルが別で管理されている場合は、データ同士を結合した上で、データフィードを作成する必要がある。これまでは、データを結合する処理をシステム改修で対応するケースが多かったが、システム改修に必要なリソース、費用、時間が難点だった。
今回の機能リリースにより、データを結合する処理がdfplus.io上で容易に行えるように。システム改修よりも、ローコストかつ手軽に情報を広告に活用することができるという。
同機能の想定される活用ケースは、次のとおり。
ECサイト
商品に寄せられたレビューのデータを結合。スターレイティングやレビュー件数を追加することで、訴求力の向上を狙う。
求人サイト
求人が「お気に入り」された件数のデータを結合。広告に「お気に入り数◯件」と表示させることで、CTR向上を狙う。
不動産サイト
物件の人気ランキングのデータを結合。広告に「□□区の人気ランキング△位」と表示させることで、CTR向上を狙う。
全業界共通
広告管理画面や第三者計測ツールから得られる成果のデータを結合。費用対効果が良いアイテムをグルーピングして入札を強めたり、逆に費用対効果の悪いアイテムの入札を弱めるなどして、配信の最適化を図る。
また、これまで、ひとつの商品データに含まれている情報だけでは広告媒体の仕様に沿ったデータフィードが作成できず、複数の商品データを結合する必要があるケースも同様に、システム改修などの対応が必要だった。
しかし、そういったケースでも、今回リリースされた同機能を使うことにより、dfplus.ioでデータフィードを作成できるようになった。
「データ結合機能」利用方法
結合したいデータを「補助マスターデータ」として取り込むことで、ツール上で結合することができる。
「補助マスターデータ」を取り込むためには、プランの変更が必要。ヘッダーの「利用状況」内のプラン部分のボタンか、ユーザーメニュー内の「プランを変更」を選択する。「容量追加」から追加する「補助マスターデータ」の数を選択し、申し込みを行うことで、同機能が利用可能になる。