楽天グループは、運営するフリマアプリ「楽天ラクマ」において、日本を代表するアパレル事業者11社と連携し、52ブランドのアウトレット品やセール品を販売する「ラクマ公式ショップ ブランド公式(アウトレット・SALE)」を提供開始した。
同サービスは、アパレルブランドの事業者が「楽天ラクマ」へ公式に出店し、アウトレット品・セール品を販売することができるサービス。同社は、一次流通の在庫の循環を促進させる役割としてアパレル事業者と連携し、生産された商品をくまなくユーザーに届けることを目的に、今回同社が運営するファッション通販サイト「Rakuten Fashion」の出店ブランドの商品を、本年4月から提供開始した国内のリユース業者や並行輸入業者が出店する「ラクマ公式ショップ」の新セクションのなかで、多数取り扱う。
「楽天ラクマ」ユーザーは、商品を検索した際に、個人のユーザーが出品される商品と、リユース事業者が出品される商品などに加え、同サービスにより一次流通のアウトレット・セール商品も閲覧することが可能となり、より幅広い商品群から買い物をお得に楽しむことができる。同社は、同サービスを通じて、二次流通や応援消費を軸にした循環型社会へ貢献し、新たなECプラットフォームの実現に向け、在庫の循環およびサーキュレーション市場の活性化を目指す考え。
アパレルウェブが2020年7月に「楽天ラクマ」ユーザーを対象に実施した「ファッション二次流通(フリマアプリ)に対する意識調査」において、「フリマアプリで初めて知ったブランドがあるか」とたずねたところ、「ある」と回答した人が約半数(47.5%)となった。同調査結果により、フリマアプリが、ブランドとユーザーをつなぐプラットフォームとしての役割を担っていることがわかった。同社は、同サービスの取り組みを通じて、ブランドとユーザーの新たな架け橋となるべく、同サービスの開始を決定した。
同社は今後も、個人や事業者が参加する取引を通じて、循環型社会の実現に貢献するとともに、ユーザーに利便性や付加価値の高いサービスを提供すべく、同サービスの新たなECプラットフォームの構築に努めていくとのこと。
サービス概要
「ラクマ公式ショップ ブランド公式(アウトレット・SALE)」は、アパレルブランドの事業者が「楽天ラクマ」へ公式に出店し、アウトレット品・セール品を販売することができるサービス。
「ラクマ公式ショップ」は、2022年4月5日より本格提供を開始した、「楽天ラクマ」のサービス。今回提供を開始した「ブランド公式(アウトレット・SALE)」のほかに、古着、中古ブランド品、中古スマートフォン端末・タブレット端末などを取り扱う「リユース」、国内の事業者が取り扱う海外からの買い付け商品を販売する「海外輸入」がある。