電通は、電通プロモーションプラス、データアーティストと共同で、ブランドのファンが創り出すUGCを活用して、ECサイトなどでの売り上げの拡大に寄与するサービス「ウルバ(User Linked Value Activation)」を開発し、提供を開始した。
電通とデータアーティストが開発した独自のコミュニティ創造ソリューションと、電通プロモーションプラスがもつUGC創出と広告活用の知見を掛け合わせることで、企業の売り場へのUGC活用を活性化させ、新しい顧客体験(CX)を生み出すマーケティングを実現する。
今回開発したウルバでは、UGC創出から選別、広告利用に至るまで、コンタクトポイントや自社ECサイト内外に設置されたコミュニティページを通して、オンライン・オフラインを問わず、スタッフ/店舗と連動したUGCの中長期活用を実現できるように。また、自社コンテンツとしてUGCを蓄積することで、ファンやスタッフのUGCが売り上げにどの程度寄与したかの可視化も可能となる。
電通は、データアーティストの強みであるAIを活用したUGC集計データを基に「コミュニティページ」を提供し、ユーザーとの関係性の構築を支援することで、顧客企業ECサイトを中心とした売り上げの最大化に貢献する。
電通プロモーションプラスは「UGC創出のためのキャンペーン」「UGCの選別・利用許諾の取得」「広告販促物へのUGC活用」などのソリューションを提供する。
ユーザーデータを個人が特定されないかたちで蓄積することにより、「ユーザーランク機能」や「スタッフ評価」などIDを利用した高度なマーケティングが可能になるため、投稿キャンペーンの実施や次の施策へのPDCAなど、ブランドのファンとのエンゲージメントを高める基盤としても活用することができる。
今後3社は、売り場の改善とともに「UGC」起点でつながったブランドユーザーデータを活用したソリューションをワンストップで提供し、CRM領域においても、顧客企業の事業成長・売り上げ拡大に貢献していくとのこと。