ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)とSODAは、両社の強みを活かし、二次流通市場拡大に向け業務提携することを決定した。Yahoo! JAPANが運営する国内最大級のネットオークションサービス「ヤフオク!」と、SODAが運営する国内最大級のスニーカー&ハイブランドCtoCマーケットプレイス「スニーカーダンク」が今夏連携し、真贋鑑定を通した安全安心な個人間取引を拡大する。
経済産業省によると、2020年のCtoC-EC(個人間取引)の市場規模は前年比12.55%増の1兆9,586億円となり、主にフリマアプリ市場の成長が貢献していると報告されている(令和2年度 電子商取引に関する市場調査)。また、さらなる健全な二次流通市場を構築するため、偽造品を含む不適切な商品の流通対策も事業者によって進められている。SODAは膨大な鑑定データベースを構築し、全取引商品に対して自社の鑑定士による真贋鑑定を、Yahoo! JAPANは、人の目とAIによるパトロールのほか、権利者や関連省庁などと連動したさまざまな取り組みを行っている。
「ヤフオク!」と「スニーカーダンク」は、「スニーカー」「ストリートウェア」「ハイブランド」カテゴリの商品在庫を相互連携し、取引の際に「スニーカーダンク」による「真贋鑑定」を行います。これにより、「ヤフオク!」ユーザーは追加の負担なく、真贋鑑定された、より安全安心な個人間取引を楽しむことができるという。
なお、「ヤフオク!」内で取引が完結する場合にはスニーカーダンクの真贋鑑定は行われないとのこと。
また、両サービスの連携により、それぞれの売り場に商品が増えることで、買い手はほしいアイテムをより見つけやすくなり、売り手は販路が拡大することで、出品した商品をより多くのユーザーに見つけてもらいやすくなる。