GMOリサーチと東芝データは、購入実績を起点とした調査データの活用に向けた協業を開始したことを発表した。
GMOリサーチは、インターネットリサーチが可能な調査パネルであるパネルネットワーク「JAPAN Cloud Panel」を活用して、世界各国の企業から調査依頼を受けている。
東芝データは、東芝グループが運営する電子レシートサービス「スマートレシート」の提供支援を行っている。同サービスは、レシート情報の電子化により、「いつ・どこで・何を・いくらで・いくつ購入したのか」といったレシート起点の情報を詳細に把握することができる。また、同サービスは11月に東芝データのレシート読み取りアプリ「レシートスキャン」との連携を開始。紙でしかないレシート情報の読み取りや手入力が可能となり、より幅広い支出情報の把握を実現した。
同協業において両社は、スマートレシートから得られた購入情報の連携について、ビジネス面・技術面の課題の抽出および解決策について検討を進めていく。
購入情報の連携が実現すると、GMOリサーチの顧客である調査会社や企業の調査部門などは、これまで以上に精緻な商品の購買動向分析などを展開することができるようになる(同情報はGMOリサーチから利用企業への販売となる予定)。なお、スマートレシートの購入情報を起点とした調査パネルの実施は、アンケート回答者の同意を得て行われるとのこと。
東芝データは、東芝データとしてGMOリサーチの「JAPAN Cloud Panel」を利用した購入者アンケートを実施することで「なぜその商品・サービスを購入したのか」といった動機まで把握することができるように。対象属性を絞り、ポイントやクーポンをよりピンポイントに効果的に配布することが可能となり、消費者の利便性の向上に貢献する。