イケアの日本法人であるイケア・ジャパンは、消費者向け包装でのプラスチックの使用を段階的に廃止すると11月24日に発表した。同取り組みを2025年までに新商品の包装材に適用し、2028年までには既存商品の包装材にも適用。再生可能な素材やリサイクル素材を使った容器包装の開発に着手する。
イケアは、サステナビリティ戦略「People & Planet Positive」のもと、環境と社会に良い影響をもたらすための取り組みを実施している。プラスチックごみやプラスチックによる汚染に対処すべく、すでに包装材に使用するプラスチックの量を削減。イケアが1年間に使用するプラスチックの量は、包装材全体の年間使用量の10%未満となっている。
現在プラスチック包装は、品質と食品の安全基準を補償するために、まだ一部の食品などで使用されているが、2028年以降はそれらも含めて、紙素材を中心とした再生可能な素材やリサイクル素材に変更される予定。