ぐるなびは、飲食店とサプライヤーをつなぐ食材受発注支援事業への本格参入に向けて、飲食店向け業務用食材・資材仕入れ専用ECサイト「ぐるなび仕入モール」を2021年11月17日より先行オープンした。
同社は飲食店の発注業務について、FAXや電話などのアナログな⼿法に頼ることが多く、業務コストがかかっている状況だと考察。同社はこうした課題に対して「定期発注サービス」として、発注業務をスマートフォンで⾏なうことができる「ぐるなび発注」のトライアルを先行して実施し、現在約100店舗の飲食店に利用されている。
また、同社は農林水産省からの受託事業として、2020年7月から2021年2月まで飲食店向け国産食材ECサイト「ぐるなびFOODMALL」を期間限定で運営。約1万3,000店舗の飲食店と約1,000社のサプライヤーネットワークを構築し、食材仕入れに関するニーズや課題の収集を行ってきた。同サイト運営で得た知見やノウハウをもとに、飲食店の発注業務のさらなる効率化や、飲食店・サプライヤー双方にとって新たな取引先の開拓に貢献するぐるなび仕入モールを新たにオープンし、食材受発注支援事業への本格参入を推進している。
ぐるなび仕入モールでは、食材や飲料をはじめテイクアウト用の資材などを扱っており、それらを価格や生産地などで絞り込みが可能。同サイトのトップページでは、季節に合わせた特集や選りすぐりの商品を紹介する「ぐるなびセレクト」などを掲載し、飲食店が食材を探しやすい環境を提供する。
同サイトではまず、先行オープンとして厳選されたサプライヤーから約1万3,000点を出品。今後は全国のサプライヤーが出品可能となり、2022年4月には2万点を超えるラインナップを目指し本格オープンを予定している。
また、ぐるなびは先行オープンに合わせて、ぐるなびPROへの会員登録とエントリーで3,000円分のクーポンを配布するオープニングキャンペーンや、期間限定価格として最大30%OFFとなるセールなどを実施。会員獲得や同サイトの認知・利用向上に努める。