「LINE WORKS」を提供するワークスモバイルジャパンと、営業活動支援ソリューション「Vymo」を提供するVymo Japanが提携。両社の製品を連携した新たな営業活動支援ソリューションの提供を11月11日より開始した。
「LINE WORKS」は、チャットやスタンプのほか、掲示板、カレンダー、アドレス帳、アンケートなど、ビジネスで活用できるグループウェア機能を揃えたビジネスチャット。コミュニケーションアプリ「LINE」のUIを踏襲しつつ、仕事用のツールとして独自開発がされている。パソコンやタブレットのほか、スマートフォンだけで利用できる機能を複数有することから、オフィスワークだけでなく店舗など現場での活用も進んでいる。
「Vymo」は、モバイル・リモート環境における営業活動を支援するソリューション。60以上のグローバル企業および20万人以上のユーザーに利用されている。営業担当者が「Vymo」のアプリを利用することにより、顧客との電話や訪問、メール、ウェブ会議などの活動を自動検知。入力負荷を抑えつつ、こうした活動をCRM・SFAへ連携することが可能となっている。
Vymo Japanは、営業現場において「LINE WORKS」の活用が進み、「外部トーク連携機能」が利用されている中、コミュニケーションにかかる営業担当者の負荷増大や顧客対応の属人化などの課題があると考察。「Vymo」においても、LINEを通じて行う営業活動の情報取得は困難で、営業活動全体の正確な可視化を阻害する要因となっていたことから同連携の実施に至った。同連携によるサービスの特徴は次のとおり。
営業活動の可視化
新規LINEユーザーを顧客として登録し、会社で一元管理することが可能となる。会社の顧客情報とLINEユーザーを1:1で紐付け、顧客属性やメッセージ履歴を可視化。管理者は正確な見込み顧客数や活動実績などを、コーチング・販売予測に活用することができる。
効率的なメッセージ配信
顧客情報が一元管理されることにより、顧客属性やセグメントをもとにした効率的なターゲティングが可能となる。また、よく使う文面やテンプレートを登録し、複数顧客に対しワンタップでメッセージの一斉配信を行うことができる。
活動データをCRM・SFAに連携
既存のCRM・SFAにデータを連携し、案件情報や契約情報と紐づけることによりコンバージョン率を可視化。結果として、レポーティングを含めた既存の運用に則った営業管理を実現する。