東日本旅客鉄道（以下、JR東日本）は、同社が運営するECサイト「JRE MALL」の取り組みにて、駅空間に「ショーケース型店舗」「オンライン接客型店舗」「体験型ショールーム店舗」の3タイプのショールーミング拠点を導入し、各タイプに適した場所に設置すると11月9日に発表。同取り組みの詳細は次のとおり。
ショーケース型店舗「JRE MALL Car」
JRE MALLで販売している商品を紹介する無人ショーケース。1分程度の短い接触時間で商品情報や同店舗限定の特典情報・クーポンの取得が可能、また、二次元コードを介した商品販売も実施する。同店舗は、11月18日より山手線内を中心に20駅で順次設置される予定。
オンライン接客型店舗「JRE MALL Meet」
オンライン接客体験ができるJRE MALL Meet。顧客の興味や属性に応じた商品を紹介する。紹介された商品はオペレーターに相談のうえ、JRE MALLで購買可能。なお、同店舗はトライアルとなっており、一部のJRE MALL Carで実証実験を開始した上で、機能拡充と設置箇所拡大を推進する予定。同実験の対象となる店舗の第1号は、11月18日より東京駅に設置されるJRE MALL Carとなっており、JRE MALL入会キャンペーンおよびSuica20周年記念イベントなども同時開催される。
上記2店舗の出店概要
- 設置時期：2021年11月18日より東京駅を皮切りに順次設置
- 設置駅：山手線内を中心に20駅（東京駅、新宿駅、池袋駅、上野駅、大崎駅、秋葉原駅ほか）
- JRE MALL Car展示商品ラインナップ：「Suica20周年Suicaのペンギングッズ」（2021年12月23日まで）／「JRE MALLふるさと納税特集」（2021年12月26日まで） ※11月～12月は、２種類の特集を展開
体験型ショールーム「JRE MALL Cafe」
JRE MALLで販売している商品を実際に「見て・触れて・味わうことができる」体験型のショールーム店舗。２週間ごとに変わるテーマに合わせて、ふるさと納税の返礼品などを紹介するほか、生産地のエリア紹介や販売者との双方向コミュニケーション、ワークショップなどのイベントも展開。
また、同店舗の出展者は、店内企画と連動して開催する催事販売を通じて、顧客の反応を直接確認する場・商品情報読込後の行動をフィードバックするマーケティングの場として活用することができる。なお、同店舗は11月30日より横浜駅の中央北改札内に設置され、開業時の展開企画では「JRE MALLふるさと納税」の各自治体厳選の返礼品を紹介する。同企画の開催期間は12月31日まで。
同店舗ではそのほかに、店内テーマに連動した旬の商品を購入できる「コンコースPOP UP SHOP」を設置するほか、ロボバリスタ「Ella（エラ）」を活用した無人化・省人化による新たなコーヒーサービスを提供。店内テーマに連動したご当地スイーツなど、地域産品を試食できるイベントメニューも設ける。なお、同コーヒーサービスは稼働日が遅れる場合あり。
