ポニーキャニオンは、PR型配信サービス「early Reflection」のデジタル直販ストア「early Reflection Direct」を10月20日に開設したと発表。同ストアでは、レコチョクが音楽業界に向けて立ち上げたワンストップECソリューション「murket(ミューケット)」を採用している。
early Reflectionはインディーズアーティストなどに向け、音楽配信代行、楽曲プロモーションサービスを提供するサービス。ポニーキャニオンは、同サービスにてデジタルマーケティングを展開し、ストリーミングマーケットにおけるサービス拡大を推進してきたが、さらなる増進に向け、アーティストのファンを対象としたダウンロード販売ストアの運営を検討していた。
murketは、販売コンテンツ登録、販売、顧客のデータ分析、CRM機能、権利処理、販促などストア運営に必要なソリューションを提供するほか、デジタルコンテンツ配信への対応や著作権管理を活かしたシステムを提供するサービス。また、NFTの販売も予定しており、レコチョクは「Web3.0」の時代を見据え、同サービスにてファンエンゲージメントを高めるビジネスサポートなども行っていくとしている。
early Reflection Direct では、early Reflectionに所属する50組以上のアーティストにおいて、murketの機能を活用したデモ音源や楽譜など、さまざまなデジタルコンテンツや特典付きオリジナル商品、デジタルコンテンツのセット商品などを企画・販売することが可能。また、ストアの会員管理が可能になることから、デジタルデータを活用した顧客マーケティング、ライブのチケット販売も予定している。将来的には、NFTを利用したシリアルナンバー入りデジタルアルバム、デジタルアートとの組み合わせ作品のほか、順次コンテンツが追加されていくデジタルアルバムなども展開予定。