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季刊ECzine vol.09 定点観測

マーチャントセンターが無償化へ データフィードは一層マストに


 EC事業者がおさえておきたい、13のテクノロジー関連トピックスの「定点観測」。アタラの岡田さんに、Googleについて聞きました。※本記事は、2019年6月25日刊行の『季刊ECzine vol.09』に掲載したものです。

広告でディープリンクが可能に アプリキャンペーンも進化

 Googleは米国時間5月14日、「Google Marketing Live 2019(以下、GML)」を開催。開発の方針や新たなプロダクトが発表された。GMLに限らず、2019年に入ってからコマースに関連するアップデートが相次いでおり、Googleがこの分野に本気で取り組み、それが加速していることが感じられるという。

 まずは、アプリのプロモーションについて。ユニバーサルアプリキャンペーンから「アプリキャンペーン」に名称が変わり、打てる施策が増えているとのこと。従来はユーザーにアプリをインストールしてもらうための施策が中心だったが、2018年度末にはインストール後の課金エンゲージメントの促進、そして今回のGMLで発表があった、アプリ外のサイトからアプリ内コンテンツへのディープリンクの設定を可能にするなど、アプリ単体のプロモーションはもちろん、アプリとウェブのシームレスな連携を可能にしていく方針だ。

「ユニバーサルアプリキャンペーンは、すべてを自動化するという方針でしたが、それだけではニーズが満たしきれませんでした。それがディープリンクはじめ、打てる施策が増え、使い勝手が良くなってきていますので、アプリを持つEC事業者には朗報だと言えるでしょう」(岡田さん)。

マーチャントセンターが無償化へ Googleショッピングが一層の充実

 続いて、2月下旬に発表されたのが、アメリカでのGoogleマーチャントセンターの“無償化”である。

「従来もマーチャントセンター自体の利用に費用はかかりませんでしたが、Google広告のアカウントを持っていないと利用できませんでした。ショッピング広告を出稿する、つまり費用が発生する仕組みを持っていなければ、Googleショッピングにも掲載されなかったのです。それがアメリカでは、Googleマーチャントセンターのみのアカウントが作成できるようになっています」

 アカウントを作成しデータフィードを登録すると、Googleショッピング内には自動的に商品情報が掲載されるという。広告費をかけなくとも、オーガニック検索の施策としてマーチャントセンターが使えるわけだ。

「インパクトが大きいアップデートだと思います。ショッピング広告を実施するかどうかはともかく、Eコマースにおいてデータフィードを使わないという選択肢がますますなくなりました。実施企業とそうでない企業との差が大きく広がってくるでしょう」

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