フィード投稿から商品を購入できる「ショッピング機能」を
日本国内で導入開始
今回Instagramが発表したショッピング機能によって、ビジネスはフィード投稿に表示される商品に商品名や価格が記載されるタグを付けることができ、よりスムーズな形で利用者に購入を促すことが可能となる。
本機能は2017年3月に米国で導入開始した後、今年初めに対応する市場を拡大。消費者はフィード投稿を見て商品を「発見」し、タグをタップして価格や商品の詳細を閲覧して購入を「検討」、リンクから外部ECサイトに遷移し、投稿で見た商品を「購入」することが可能となる。
「気になる商品の画像をタップすると、商品を別の角度から撮った写真や、投稿の中の関連商品の情報、投稿には載っていない同ブランドのほかの商品情報などが一覧で見ることができます。このように追加でリッチな情報を得ることによって、検討段階でのエクスペリエンスを充実させました」(スーザン・ローズ氏、以下同)
ショッピング機能を通じて商品の認知から購入までをシームレスに繋げることで、Instagramは利用者が単にビジネスを発見する場から、購入などのアクションが生まれ、ビジネス結果に直結するプラットフォームへと発展している。
Instagramにおいて、ビジネスは重要なコミュニティのひとつとなっており、利用者の80%以上が何らかのビジネスをフォローしているほか、毎日2億人以上がビジネスアカウントを閲覧している。日本においても、毎日ビジネスアカウントの3分の1以上が [電話する]ボタンのタップや、ダイレクト機能でDMを受け取るなどの形で利用者と交流しており、多くの利用者が、ビジネスと繋がる場としてInstagramを利用している。
「ビジネスを訪れる利用者のうち、そのアカウントをフォローしていない人の割合は実は3分の1にのぼります。Instagramは発見のプラットフォームでもありますが、ビジネスに到着するまでには、フォローだけではなく、サーチ、あるいは友人やインフルエンサーから情報を得て訪れる人がたくさんいます。ビジネス側にとっては、そのような新しい顧客の開拓にもつながっています」
スーザン・ローズ氏は、本日の要約として下記2点を提示し、自身のパートを締めくくった。
「ひとつめは、コミュニティと強固につながるためのツールとして、Instagramを使ってください、ということです。特に日本は、ブランドやビジネスのことを知りたい、もっと何かを見つけたい、という方が意欲的にInstagramを使っています。
そして2点めは、シームレスなショッピング体験です。特にリテールやECに関わるカテゴリーの皆さんにとっては、ショッピングという機能は非常にパワフルに使っていただけると思います。既にブランドのことを知っていただいているお客様とは、より直接的にコミュニケーションを取っていただくことができますし、また新しいお客様にもショッピング体験をご提供いただけるかと思います」