―――ECサイト上でチャットツールを導入したきっかけは何ですか?導入後の反響や、数字の変化などがあれば教えてください。
チャットツールを使えば、若年層に向けて迅速に対応することができると思い、導入を決めました。導入後の正確な成果などについて確認することは難しいのですが、「問い合わせに対する返信が早くて満足している」とコメントするユーザーが多くなったように思います。
今後は日本やアジアでの実店舗展開も計画中
―――InstagramなどのSNS運用で心がけていること、工夫している点はありますか?
SNS運営の際は、ユーザーとのコミュニケーションを最優先に考えています。ユーザーの反応をリアルタイムで確認することで、商品に対する不満やニーズを素早く把握できるので、商品開発を行う際にも参考にしています。
――韓国の企業が日本でECサイトを展開する時に、大切だと思うことはありますか?
ターゲット層は同じですが、両国のユーザーの特徴を踏まえて事業を展開することが重要だと思います。実際、韓国でヒットしたデザインでも、日本では売れないケースもあり、好みには微妙な違いがあると感じています。たとえば、かわいいキャラクターやイラストを取り入れたデザインを好むのは似ていますが、日本は透明な材質を好むユーザーが多いようです。
海外展開の際は、進出国のユーザーに合わせた商品ラインナップが必要なので、日本の若年層の好みを反映した商品開発を行っています。
――今後行っていきたいことや挑戦していきたいことについて教えてください。
主力商品のスマホケースのみならず、差別化されたデザインの財布、バッグ、ノートなどのカテゴリーを拡大していきたいです。また、引き続きECサイトの展開に力を入れるとともに、日本やアジア市場における実店舗の展開も計画しています。