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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECホットトピックス(AD)

集客からリテンションまで、ECを手厚くサポートするバリューコマースの取り組み

 バリューコマースの年次イベント「バリューコマースサミット」が2018年3月9日に開催された。その中で語られたアフィリエイト/ECソリューション事業を中心とする同社の取り組みや戦略、および同社サービスを利用する株式会社アイモバイル(ふるさと納税サイト「ふるなび」運営)の担当者らによるパネルディスカッションの内容を、ダイジェストで紹介する。

広告主やメディアパートナーと新たな未来を「ともに拓く」

 2018年3月9日、東京・六本木のザ・リッツ・カールトン東京において「バリューコマースサミット 2018」が開催された。同イベントは、バリューコマースのサービスを利用する広告主(EC事業者など)やメディアパートナー(アフィリエイトサイト運営者など)に向けて、同社の主力事業の状況や今後の戦略について発表する場となっている。

 まず、代表取締役社長 最高経営責任者の香川仁氏が登壇し、同社が来年でサービス提供開始20周年を迎えること、それに先立ち今年から「ともに拓く」を新たなブランドコンセプトとして掲げることなどを報告。「プラットフォーマーとして引き続き、広告主様のマーケティング成果とメディアパートナー様の成功報酬、それぞれの最大化に尽力していきます」と明言した。

バリューコマース株式会社 代表取締役社長 最高経営責任者 香川仁氏
バリューコマース株式会社 代表取締役社長 最高経営責任者 香川仁氏

 続いて、執行役員 最高戦略責任者の長谷川拓氏が、バリューコマース全体としての2017年度の実績について説明。同社では集客、接客、リテンションそれぞれをサポートするソリューションを用意しているが、いずれも堅調に伸びているという。とくに接客・リテンションのツールとしてYahoo!ショッピング出店ストア向けに提供している「STORE's R∞(ストアーズ・アールエイト)」は好調であり、提供開始から1年で利用ストア数が4,000店を超えたそうだ。

 また、2018年度も引き続き「流通拡大のポジティブスパイラル」に取り組んでいくことを強調。新規顧客を獲得し、顧客育成でLTV向上を図る。それによりメディアへの報酬アップを実現し、結果としてメディアでの露出が拡大することで、さらに新たな顧客獲得へとつなげていく──ポジティブスパイラルについて、長谷川氏はそう補足した。

 その実現に向けて、バリューコマースではこれまでの機能別のサービス提供から、チャネル別にソリューションを提供する体制へと変更。「Yahoo!ショッピング」の出店ストア向けチャネルと「独自ドメイン」のECサイト向けチャネル、ふたつのチャネルにおいてそれぞれ集客からリテンションまで連携し、トータルにサポートできるソリューションを提供していくという。

アフィリエイト事業では「技術による課題解決」にも注力

 アフィリエイト事業における昨年度の取り組みや今年度の注力施策については、アフィリエイト事業統括 本部長の伊藤孝司氏が説明した。

 伊藤氏らが昨年とくに重点的に取り組んできたのは、「報酬単価、CVR(コンバージョンレート)の最大化」「動的配信によるCTR(クリック率)向上」「運用効率の改善」「レポートデータのオープン化」「提携マッチングの改善」の5つ。これらを実現するために、新たなツールや既存ツールの新機能開発に注力してきた。

 そのひとつが、運用効率改善に大きく貢献する「LinkSwitch(リンクスイッチ)」だ。このツールにより、メディア/アフィリエイターは記事内で広告主への直接リンクを貼るだけで、自動的にアフィリエイトリンクへと変換される仕組みとなっている。航空券予約サイトの「スカイチケット」では、LinkSwitch導入直後にアクティブメディア数が133.2%に増加。一般的なリンクに比べて非常に高いCVRを実現しているという。

バリューコマース株式会社 アフィリエイト事業統括本部長 伊藤孝司氏
バリューコマース株式会社 アフィリエイト事業統括本部長 伊藤孝司氏

 「これまでバリューコマースの事業展開は、どちらかといえば営業中心でした。今後は、このような『技術による課題解決』にも注力していきます」(伊藤氏)

 2018年度の重点課題として伊藤氏が挙げたのは、「提携マッチングの改善」「トラッキング精度の向上」「レポートの改善」「ヤフー・ジャパンとの連携」の4点。これらについても、さまざまなテクノロジーを駆使して解決を図っていく方針だ。

 すでに実装・提供開始されているものとしては、Cookieの利用に制限がかかる場合にもトラッキングを可能にする「デバイス推定技術」、クリック時と注文時で使用されたブラウザーやアプリが異なる場合にも計測・把握できる「ブラウザー・アプリ別レポート」などがある。ほかにも、新たなツールや機能のリリースを予定しているという。

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集客とリテンションの両サービスを利用するストアは売上が4倍に

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この記事の著者

萩原 敬生(ハギワラ タカオ)

ライター。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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https://eczine.jp/article/detail/5556 2018/04/06 16:50

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