あらゆるチャネルで接点を アプリで既存顧客を囲い込む
Yappliを利用するEC事業者からは、アプリに対してどのような要望や、活用アイディアをもっているのだろうか。
「皆さん、アプリを基盤にさらにECの売上を上げていきたいと考えていらっしゃいます。アプリは、既存のお客様とのつながりを深めるもの。ダウンロードのハードルは高いのですが、その壁を超えると、優良顧客になっていただける可能性が高いので、動画などのコンテンツを投稿して、お客様を囲い込んでいこうとされています」
そのために役立つ機能も、Yappliでは提供している。
「アプリの効果測定・分析ツール『AppsFlyer』と連携しました。お客様からも『アプリのインストールを促進してほしい』といったご要望をいただいていましたので、『Yappli集客支援サービス』を4月頭から開始しています。一部、FacebookやTwitterのアプリインストール広告の代行も行っています」
アプリインストールの促進は、永遠の課題。どのような施策が効くのだろうか。
「サイトにバナーを出していただいたり、実店舗をお持ちであれば、店頭の広告やQRコード入りのカードをお渡ししたり、レシートに印刷したりといった、あらゆる接点を駆使しています。オムニチャネルと言いますか、いまや、各チャネルで別のチャネルを紹介していますよね。Facebook広告でLINE公式アカウントのフォローを促したりといった具合です。
パソコンでECサイトを見ているときもあれば、外でソーシャルメディアの動画を見ているときもあるでしょう。それぞれの時間の、それぞれのチャネルにちゃんと接点があること。その中にすでにアプリも含まれています。実店舗をお持ちの企業の方は、お客様が実店舗にいらしていないときに、いかに接点を作るかを考えていらっしゃいます」