無料でネットショップが作成できるサービスとして、2012年にスタートした「BASE」。BASEが広まっていく時期と、スマートフォンが一般化していく時期が重なったこともあり、いち早く、消費者から見た表側はもちろん、ショップ運営者が使う管理画面のスマホ最適化(スマホファースト、スマホオンリー)も行っている。
そんなBASEにおける「お届け希望日」の指定は、現状は消費者が任意で、商品注文時にコメント欄に記入するというもの。
商品の購入後、店舗から発送される購入確認メール、またはアプリのプッシュ通知によるメッセージに、注文情報照会のURLが記載される。そこから受け取り日の目途を確認したり、配送日に関する問い合わせをするわけだ。アプリプッシュは、スマホファーストなBASEならではの特徴。メールよりさらに、リアルタイムに把握できる。
5月~6月中を目途に、BASEの拡張機能「BASE Apps」に、「定期便App」「配送日指定App(仮)」を追加予定とのこと。BASE本体はシンプルなのがウリであり、プラスアルファの機能は、アプリケーションを導入していく仕組みをとっている。
BASEを利用するネットショップは、パン屋やパティスリー、農家が野菜を直販しているというところも少なくない。そういったショップでは、クール便等の配送方法自体を商品として販売していたり、発送期間をあらかじめ設定して販売を行うといった工夫もしている。
今後は、5月中に「定期便App」を追加予定とのこと。定期便に設定した商品が購入されると、2回目以降も定期便のサイクルごとに自動で注文情報が入るため、店舗側で定期発送時期を確認する必要がなくなる。
配送日時に関しては、これまでショップとと購入者間でのやりとりだったところが、「配送日指定App(仮)」がリリースされれば、負担が軽減される。BASEでは、「商品を購入されたお客様の受け取り状況まで考慮した開発を行っている」とのこと。リリースが楽しみだ。