SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Academy(イーシージン・アカデミー)とは、自社ECのプロフェッショナルの育成を支援する講座の総称です。ECzine編集部が企画し、基本となる「2日でわかるEC構築・運営基礎講座」ほか、その時々のトレンドをいち早く学んでいただけるようテーマ別講座をご用意しています。

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のECzine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2022 Summer

2022年6月8日(水)10:00~16:50

「季刊ECzine」とは、年に4回、EC業界の重要ポイントだけをまとめてお届けする紙の雑誌です。ECの最新トレンドを取り上げた「特集記事」のほか、重要なトピックスに関する知識を上書き保存する「定点観測」、EC業界のニュースや記事を振り返るコーナーなど、自社のECビジネスを俯瞰していただく際のヒントになる内容が満載です。

季刊ECzine

2022年春号(vol.20)
特集「Refine CX ~EC起点のデータで創る次世代コマース体験~」

「季刊ECzine」購読者なら
誌面がウェブでも読めます

EC関連企業の財務状況をきまぐれにチェック

セブン&アイのオムニチャネルは実現可能なのか 決算書の数字から考える

イオン(8267)と流通2強を形成しているセブン&アイ・ホールディングス(3382)は、2018年度のEコマース売上高1兆円を掲げる。同グループは、Eコマース事業をネットと実店舗を連動させる「オムニチャネル戦略」としているが、はたして実現は可能なのか?

15年度決算で初開示 セブン&アイのEコマース売上規模

 セブン&アイ・ホールディングス(HD)は、15年度決算で初めてある金額を開示した。Eコマースの売上規模である。

 同グループは、正式な連結売上高とは別の金額を数年前から開示するようになっている。世界のセブン‐イレブン全店を含めた売上高である。その10兆円規模の金額を発表した時ほどのインパクトはなかったものの、ある種の自負や意気込みを感じさせたのは同じである。10兆円超の金額開示は、イオンに売上高で逆転されたことがきっかけだった。今回のEコマースの売上金額開示も期するところがあるのだろう。

 セブン&アイHDは、通販部門と配達部門、それにグループ化したカタログ通販ニッセンHD(8248)の子会社であるニッセンのEコマース部門の売上を合計。それをオムニチャネル売上高としている。15年度実績は1,418億円だった。

 今年度計画は4,000億円。それを17年度は6,000億円まで伸ばし、18年度に1兆円にする計画だ。売上高アップを目指し、オムニチャネル専属の商品開発も進め、15年度300万アイテムを18年度は600万アイテムと倍増させるともいう。

EC売上高1,418億円の内訳 「配達型」と「通販型」

 1,418億円の内訳を見てみよう。セブン&アイHDのEコマース事業は、イトーヨーカ堂の店舗が運営主体となり、各店舗の商圏内の顧客から注文を受け、最短4時間で店頭と同価格・指定時間に届けるサービス、それに食事配達サービス(セブンミールサービス)の「配達型」が中心だ。

 15年度の実績は、イトーヨーカ堂の配達サービス(会員約220万人)は約469億円で、セブンミールサービス(会員約77万人)は250億円だった。セブンミールサービスは500円以上(税込)から配達無料、500円(税込)未満の場合は123円(税込)である。

 いわゆる「通販型」では、書籍やDVDなどの販売を手がけるセブンネットショッピングが86億円強、赤ちゃん本舗が66億円弱、ニッセンが517億円弱などだった。

 ニッセンHDの連結売上高そのものは1,572億円だが、Eコマースとしてカウントしているのは517億円弱ということなのだろう。ちなみに、ニッセンのチャネル別売上は、スマートフォン、パソコン、カタログのそれぞれが33%前後とほぼ同率である。

 いずれにしても、セブン&アイHDの15年度Eコマース売上高は1,418億8,400万円。グループ全体の売上高6兆457億円に占める割合は2.3%だった。

 セブン&アイHDが目指す、18年度Eコマース売上高1兆円は、15年度実績のほぼ7倍である。

 ネット通販世界最大手のアマゾン・ドット・コム(米)の日本での売上高に匹敵する金額でもある。アマゾンは13年73億ドル、14年79億ドル、15年83億ドルと日本での売上を伸長。1ドル105円で換算すれば8,020億円、8,307億円、8,677億円である。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
強みは店舗網を活用した物流

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
EC関連企業の財務状況をきまぐれにチェック連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

ビジネスリサーチ・ジャパン(ビジネスリサーチ・ジャパン)

1995年設立。代表・鎌田正文。週刊誌や月刊誌、経済誌などを中心に、金融・流通・サービス・メーカーなどの各分野から経済全般まで、幅広く取材・執筆。著者に『図解! 業界地図 2018年版』(プレジデント社)、『図解 これから伸びる企業が面白いほどわかる本 2012年版』(新人物往来社)、『図解 人気外食店の利益の出し方』(講談社+α文庫)、『[図解]儲けの秘密がよくわかる本』(PHP研究所)、『[図解]気になるあの会社の給料がわかる本』(PHP研究所)『取締役の値段 6: 社会インフラ関連業界 [Kindle版] 』『図解!業界地図2017年版』など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/3395 2016/08/02 00:00

Special Contents

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2022年6月8日(水)10:00~16:50

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング