2014年、Googleがスマートフォン最適化されたモバイルサイトを推奨。2015年はスマートフォン最適化が必須のトレンドでした。「モバイルフレンドリー」という言葉もよく耳にしたかと思います。検索エンジンの表示順位にも、スマートフォン最適化が重要になりました。
そして、ほとんどのウェブサイトにおいて、PCとスマートフォンのアクセスを比較すると、スマートフォンのほうが上回るようになったのも2015年です。幅広い年齢層のユーザーを持つ、楽天やZOZOTOWNなどのECサイトも同様の結果となりました。
「最適化」から「モバイルファースト」へ
ECサイトの運営者も制作環境がPCのため、サイトを考える際PCをメインに考えがちです。「最適化」という言葉自体も、PCサイトをスマートフォンでも見られるようにするという考えかたに基づいています。今後は常に、よりお客様の立場に合わせた「モバイルファースト」を考えていかなければなりません。
実際にお会いした若年層向けのアパレルECでは、すでに2015年末でスマートフォンの比率が9割を超えているというサイトもありました。
2016年以降、スマートフォンの比率はさらに増えていくのが必然のため、ECサイトをスマートフォン版から考えるのももちろん、コンテンツやユーザー体験をいかにスマートフォンユーザーにフィットして構築していくかがカギになっていきます。
実店舗で便利を体験できる「アプリ」の存在
ユニクロのオムニチャネルアプリ
ユニクロの公式アプリは、実店舗スタッフにもその利用促進が徹底されているのでしょう、スムースなオムニチャネル体験を提供しています。
私も初回500円OFFクーポンでダウンロードしてから、その後、店舗で購入する際は、必ず店内でアプリを開くようになりました。
レジでバーコードを提示するのにも、アプリであれば、ストレスなく素早く提示することができます。オンラインストアの購入履歴が一括でチェックできるのも便利です。
無印良品の「MUJI Passport」
こちらも利用している読者も多いであろう、良品計画の「MUJI Passport」です。
購入金額等に応じて、マイルが貯まる仕組みになっています。クーポンも自動的に配信されるため、とても便利です。
無印でも、実店舗のレジで購入する際、実店舗スタッフから必ずアプリの提示を求められますから、そういう意味でも不便さはありません。