消費者庁は2025年4月~6月の、インターネットにおける健康食品などの虚偽・誇大表示について発表した。同庁によると、139事業者・140商品で健康増進法に違反するおそれのある文言などが確認され、改善指導を実施したとのこと。また、当該事業者がショッピングモールに出店している場合には、モール運営事業者に対しても、表示の適正化について協力を依頼した。
インターネットにおける健康食品などの虚偽・誇大表示の監視状況
監視方法
- 監視期間:2025年4月から6月まで
- 検索方法:一般的な検索エンジンを用いて、キーワードによる検索の上、検索された商品のサイトを目視により確認
表示されていた健康保持増進効果など(一部)
- 加工食品(農産加工品、果実加工品、水産加工品など)【7商品】:腸内環境改善、免疫力強化、疲労回復、貧血予防、視力回復、冷え対策、良質な睡眠効果、目や鼻の不快感に効果を有することなどを標ぼうする表示
- 飲料など(茶、コーヒーおよびココア調製品)【15商品】:花粉症対策、抗アレルギー、鼻炎症状改善、整腸作用、抗酸化作用、アンチエイジング、ダイエットに効果を有することなどを標ぼうする表示
- いわゆる健康食品(カプセル、錠剤、顆粒状など)【118商品】:ダイエット、若返り・老化防止、アンチエイジング、心筋梗塞予防、血液サラサラ効果、サビない身体づくり、抗酸化作用予防、おなかの調子を整える、成長・身長促進、貧血改善、活性酸素除去、睡眠改善、ストレス緩和、免疫力アップ、記憶力向上、認知症予防、集中力アップ、イライラ改善、冷え性対策に効果を有することなどを標ぼうする表示/美肌効果、肌に潤い・弾力を与える、ハリ・ツヤ・プルプルの維持、美白に有効、紫外線対策、UVケア、肌の保湿対策に効果を有することなどを標ぼうする表示
